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人柱にならずに、いいとこだけ。

Windows 11が公開されましたが、今回のアップグレードには慎重になってしまう理由がいくつかあります。マシンのスペックがアップグレードについていけないケースが多く、エイヤっとインストールしたあげくまともに動かなくなって、日常生活に支障が出るレベル…とかは容易に想像できます。何かと制限の多い今、PCくらいは日々普通に使える状態を確保したいですよね。

そこで、Windows 11にアップグレードしなくても、その目玉機能を体験できる方法を以下にご紹介します。Windows 11のあのソフトなデザインを手に入れるにはOS全体のアップグレードが必要ですが、個別の機能に関しては、アプリのインストールやOSの設定変更で使える場合も多いんです。最終的にWindows 11をインストールするとしても、この代替手段のほうがしっくりくるから使い続けたい、なんてことになるかもしれません。

タスクバーを真ん中に

Image: Florence Ion/Gizmodo US アプリ「StartIsBack」を使えば、Windows 10でもタスクバーは真ん中に。

Windows 11では、アプリアイコンがタスクバーの中央に設置されます。今まで歴代Windowsのアプリアイコンはみんな左寄せだったので、これってけっこうな違いです。でもChrome OSとかmacOSがアイコンをセンタリングしてるので、今までもWindows 10上で同じことをするためのアプリがたくさん出回ってました。

StartIsBackというアプリは、基本的にはスタートメニューをコンパクトにするためのものなんですが、他にもいろんな機能があって、アプリアイコンをタスクバーの中央に置く機能もそのひとつです。StartIsBackは無料でトライアルできるし、フルライセンス買っても5ドル(約550円)です。

でも無料でやりたい人には、アプリアイコンのセンタリングに特化したCenterTaskbarというアプリもあります。Wiredによれば、Windows 11の数ある機能の中でも、とにかくアプリアイコン真ん中寄せだけを先取りしたい、という人にはひとつの選択肢となりそうです。

スナップレイアウト

アプリを簡単にきれいに配置する機能はWindows 10にもありましたが、Windows 11のスナップレイアウト機能はもっと洗練されて、必要に応じて画面を3つとか4つとかいろんな分け方ができるようになりました。各ウィンドウは「スナップゾーン」のどこにでもはめ込めて、配置の仕方もいろんな選択肢があります。同時に使うアプリをグループ化して、いつも一緒に、同じ配置で立ち上げることもできます。

Windows 10にも、画面を2分割か4分割するだけですが、「スナップ機能」があり、「設定>システム」で「マルチタスク」配下にある「スナップ」の項目をオンにしておけば使えます。この機能を使うと、ウィンドウを画面の端か隅にドラッグすることで、自動で画面の半分または4分の1にぴったりはまります。ただ、画面の解像度が低い場合は4分割はできません。

もっとダイナミックにスナップしたい場合、Aquasnapというアプリを使うと、3つ以上のウィンドウもフレキシブルかつ効率よく配置できるようになります。個人向けには無料なので、複数アプリを並行して使う作業の多い人は試してみるといいかもしれません。

Windows 10でAndroidアプリを

Image: Florence Ion/Gizmodo US アプリ「Bluestacks」を使い、Windows 10上でAndroidアプリ「Memobird」を動かしてる図。

Windows 11でAndroidアプリが使える!って画期的なんですが、じつは元々Windows 10でもAndroidアプリを使う方法がありました。Bluestacksというアプリは、主にWindowsでAndroidのゲームをプレイするのが目的なんですが、もっと普通のタスク、たとえばスクリーンショットを撮ったり、Instagramにポストしたりといったことも可能です。米GizmodoのFlorence Ion記者は、プリンターを使うときもこのBluestacks経由にしてるとのこと。デバイスに縛られずに好きなUIで作業できるのが良いですね。

Bluestacksは無料で、Androidアプリのインストールも簡単です。すでにAndroidを使ってる人ならアプリのAPKファイルをひとつひとつ探す必要はなく、Googleアカウントでログインして、アカウントにリンクされてるアプリをPlay StoreからダウンロードすればOK。唯一の欠点は、Bluestacksが4年前のAndroid Nougatのエミュレーションなので、互換性のないアプリがあることです。それでも、Windowsで作業中にちょっとAndroidアプリを使いたい、みたいなときには、Bluestacksを使うのが一番手っ取り早いです。

シンプルなウィジェット

ウィジェットって10年前とあんまり変わってないですが、今その波が来ています。Windows 11のウィジェットも特別新しいってものじゃないので、今すぐアップグレードして使ってみなきゃ!と焦る必要はありません。それに、同じようなことができるアプリはたくさんあります。

Image: Florence Ion/Gizmodo US Widget Launcherを使うとWindows 10でウィジェットが使えます。

Widget Launcherは、自分の好きなデザインのウィジェットを作れるアプリです。世界時計とかカレンダーといった基本的なウィジェットは全部入っていて、電卓もRSSフィードウィジェットもあります。メモリの食われ具合のわかるCPUモニターも便利です。

デスクトップ・カスタマイズツールのRainmeterはオープンソースで、そのバックにはアーティストとかデベロッパーの熱いコミュニティがあります。またはDesktop Gadgetsは、Microsoftがかつて「ガジェット」として提供してたものに似たデザインのウィジェットアプリです。

…と、Windows 11を入れずにWindows 11ライクなことができる方法をご紹介してきましたが、そんなのまどろっこしい、もう公開されたんだからインストールしてしまえ!と思う人もいるかと思います。でも一応その前に、Windows 11にアップグレードすると失うものもあるので、そこは確認しておいてください!

Source: StartIsBack, CenterTaskbar, Aquasnap, Bluestacks, Widget Launcher, Rainmeter, Desktop Gadgets