Image: You.com

選択肢があるのが大事。

大魔神Googleがほぼ支配する検索市場に、また新たな勇者(検索エンジン)が生まれました。You.com。プライバシを重視した広告フリーの検索エンジン。

You.comは、パブリックベータ版を今週公開。You.comの共同創設者は、Salesforceで以前主任科学者を務めたRichard Socher氏。TechCrunchの取材に対してSocher氏はこうコメント「インターネット上でのクリックベイト(リンクを踏ませるための扇情的な煽りタイトルや画像)を減らし、より信頼あるクリックを増やしたい」。いわく、You.comは信頼と優しさ、事実を根幹において開発しているといいます。

You.com最大のアピールポイントは、検索結果のまとめ表示。これによって、ユーザーはタブをたくさん開くこともなく、より簡単お手軽に目的の単語を検索できるのだとか。また、ユーザーの検索によってより使用頻度の高いものから検索表示するなど、検索ソースを設定できるのも特徴です。

広告なしでどうお金を稼ぐのか

Googleと対局の存在として広告なし。ユーザーのデータを広告主に売ることも、ネット上でユーザーをトラッキングすることもないといいます。プライバシに配慮したエンジンなのですが、さらに強化したプライベートモード(検索ワードや位置情報などをいっさい保持しない)も装備。さらに、サステナビリティとテクノロジのコンサルSustain.Lifeとタッグをくみ、検索エンジンの運営はカーボンニュートラルを宣言。

素晴らしいことばかりですが、問題はマネタイズ。検索エンジンをビジネスとしてどう運営していくのかは明確に語られておらず。VentureBeatの取材にて、協力してくれる企業は、トップページに自社の有益(かつ実際)のコンテンツを表示できるようするというアイディアを語っています。ちなみにお金の話をすると、You.comはSalesforceのMarc Benioff CEOを筆頭に複数のベンチャーキャピタルから資金2000万ドルを調達成功しています。

You.comは現在ベータ版を公開。英語対応のみで、デスクトップのウェブ使用がメインとなっています(モバイルも動くことは動く)。利用するには、使用ブラウザによってYou.comの拡張機能をインストールする、デフォ検索エンジンに設定するなど。対応ブラウザ、使用方法は公式にまとめてあります。