Screenshot: Gizmodo (Other)

目立つのも命がけ。

13分の墜落脱出映像を昨年12月に公開したスノーボード五輪出場経験もあるパイロット兼YouTuberのTrevor Jacobさんが、あえなく操縦免許はく奪になりました。

米連邦航空局(FAA)の3か月にわたる捜査で、自分の動画の再生数欲しさに飛行機をわざと墜落させた証拠があがり、問題視されたもの。本人には今月11日付けで通達が行なわれました。

初報の20日付けNew York Timesによると、通達にはこんな記述もあったみたいですよ。

「エンジンがすべて制御不能になったという話だが、そうなる前に、もうフライトの途中で操縦席左のドアを開けていた」

しかも機体には中にも外にもカメラが取り付けられていて、なぜか正面のプロペラの方角にもカメラがあり、空中停止→直滑降の衝撃映像が最高のアングルで撮れるようになっていたのだといいます。本人もパラシュート背負って脱出する気満々。どう見ても不自然です。

しかも航空管制官に無線による連絡もありません。エンジンかけようと再試行することもなく、安全な着陸場所を探すこともないまま…

「自撮り棒のカメラをもってN29508から飛びだし、落下中も機体を撮り続けていた」

…のです。

たまたまかもですが、動画にはどう見てもヤラセだという非難が殺到し、コメント機能がOFFに。FAAからも「2021年11月24日のフライトは後先考えない愚行であり、第三者の人命や土地建物を危険にさらすものである」とお叱りを受けました。

「自家用操縦資格、その他あらゆる操縦資格も適性不十分により保持することはできないものと判断する。したがって、空の安全確保のためには資格はく奪が必要との結論にいたった」(通達より)

応じない場合には1日164万4000ドル(約2億1130万円)の罰金が科せられます。FAAの権限でできることは免許はく奪と罰金までで、刑事告訴はできません。そちらは法務省管轄になります。

動画は「I Crashed My Plane」として公開され、再生数は200万近く(翻訳段階)。12分のところで「エンジンが急停止した」と言ってますし、本人はその後も動画で反論していましたが、今は「弁護士からの要請でもう何も話せない」と言ってます。落下地点に登山客がいたらえらいこっちゃ…。