Gif: Ocean Exploration Trust/NOAA

アトランティスへの道は火成岩で舗装されているようです

海洋探査中の遠征クルーが、海の底にもかかわらずレンガを敷き詰めた道に見える光景の動画の公開したところ、 New York Postが『研究者たちは失われたアトランティスへの道を見つけたのか?』と題した記事で取り上げました。遠征隊が見つけたのは海中に没したアトランティスへの道ではなく、海底火山にまつわる何とも不思議な自然現象だったのです。

これはアトランティスへの道なのか?

この光景を探査船ノーチラス号に乗っている研究者たちが目にしたのは、太平洋のハワイ北西にあるヌートカ海山で遠隔操作型無人潜水機(ROV)を操縦していた4月29日のこと。ROVのロボットアームを使って岩石サンプルを収集した後、海底3,375フィート(約1,029m)へと下り、そこで奇妙なほど幾何学的な構造を目撃したのでした。

遠征チームは石畳が海底に敷き詰められたかのような光景に面食らったようで、発見時には「黄色いレンガの道?」や「これはアトランティスへの道だ」などと口にしていました。

この道はハイアロクラスタイト岩

アメリカ海洋大気庁(NOAA)とオーシャン・エクスプロレーション・トラストが出した報告書によると、この構造の正体はハイアロクラスタイト岩なんだとか。この種の岩石は、高エネルギーの爆発的な噴火による溶岩が海水と接触して急冷することで形成されます。初めは干上がった湖の底のようだと感想を持っていたクルーは、岩石をレンガのように見せている90度の割れ目は急冷の過程によるストレスが原因かもしれないと考えています。

遠征チームがハイアロクラスタイト岩を目撃したとき、探査船ノーチラス号はNOAAから資金を得て、島々やサンゴ礁、環礁が点在する広々とした外洋のパパハナウモクアケア海洋国定遺跡保護区で遠征を行なっていました。乗船している科学者たちは、水中のホットスポットの生物多様性を調査し、海底から岩石サンプルを収集していたのです。

ノーチラス号は今月の頭にパパハナウモクアケア海洋国定遺跡保護区での遠征を終えて、現在は人間の監視なしで海を探査する方法を実験する、Ocean Exploration Cooperative Instituteのテクノロジー統合遠征に従事しています。

Source: New York Post, YouTube, Encyclopedia of Volcanoes, NOAA, WorldLandForms, Papahānaumokuākea Marine National Monument, E/V Nautilus,

ダンボみたいなタコ。とんでもない深海で発見される 科学者たちは、非常にユニークな場所で、新しい種として認められそうな愛らしい ダンボのようなタコを発見しました。発見された場所はなんと、インド洋の深さ4マイル(約6,957m)以上もある深海だったのだとか。これは、頭足類が確認された深さとしては史上最深なのだそうです。生き物と深海の関係についてまだ学ぶことがたくさんあることを教えてくれるこの新たな発見は、Marine Biologyに発表されました https://www.gizmodo.jp/2020/07/scientists-captured-new-footage-of-the-deepest-living-o.html