Photo: 武者良太

対戦相手の呼吸に実況、そして観客席からの声。すべてがライブです。

Quest 2の人気タイトルに『Creed: Rise to GloryやThe Thrill of the Fight』といったボクシングゲームがあります。楽しみながらかなり運動できるのですが、敵キャラクターはコンピューター操作ゆえに攻略しやすいという側面があります。

クリア目的ならそれでもオッケー。でも誰かと対戦できるボクシングで汗をかきたいんだという方は、とりさん( @torikinoco1048 )がVRChatで主催している「VRCボクシング練習会」に参加してはいかがでしょうか。

Quest 2でも練習に参加できるeボクシング

Photo: 武者良太

グローブを握ってアバターサイズを調整。ゴングがなったらコントローラを振って殴って相手の体力ゲージを減らしダウンさせます。ラウンドはありますが、全ラウンド通じてスリーノックダウンでTKOです。カンカンカン。

ガードすることでダメージ量を減らせます。また体力ゲージが減ってくると、動きが鈍ります。よく考えられているなあ。

Photo: 武者良太

自由にアバターが選べるVRChatですが、この場では楠部ヒロさん作の3Dアバター「アグニ」を使うことがレギュレーションの1つ。アバターを統一することで体格差をなくしています。

Photo: 武者良太

Quest 2でボクシングゲームを体験したことがある方はわかると思うのですが、Quest 2本体・両手のコントローラという3点トラッキング状態でも自由に動くことができます。ストレートやフックをヘッドスリップしたりダッキングしながら、がら空きのボディにパンチを打つといった芸当もできます。

Photo: 武者良太

相手のアバターに干渉できるのは両手に持ったパンチ部分のみ。身体同士はすり抜けます。だから勢いあまってお互いが背を向けてしまうこともありますが、パンチの距離感を見極めているであろう上級者は、キレイなヒット&ウェイを決めるんですよ。

またVRCボクシングの凄いところは、相手も、周囲の人も、いちアカウントを除いて全員が生の人間だということ。練習時もリング下や観客席から応援やアドバイスが飛びますし、先鋒、中堅、大将の3人で組んだチームでトーナメントを勝ち上がっていく大会時は実況が入るので盛り上がること間違いなし。自宅にいながら、スポーツの試合に参加しているんだというリアリティを強く感じ取れます。

Photo: 武者良太

VRCボクシング練習会/大会は、海外のワールドクリエイターzeshinさんが制作した「Udon Boxing v1․8․5」というワールドを使っているのですが、日本語による解説看板やトーナメント表などをワールド内に設置している...とみせるための工夫も。これが面白い。

この小さく見えるプラカードアバター。実は超巨大アバターなんです。ワールド全域にある日本語の看板はすべてこのプラカードアバターの一部なんです。えええ、そういう使い方ってできるんだ。

新しいワールドでVRCボクシング練習会の第二期スタート

Photo: 武者良太

ワールドを借りている状態だと、VRChatのアップデートに合わせた調整をするのが難しいことから、今後のVRCボクシング練習会・大会はムシコロリさん(@coloriLab)制作の「VRC BOXING GYM JP」ワールドで実施することになりました。

Photo: 武者良太

VRCボクシング練習会・大会の運用に最適化されているのでしょう。リングの周囲は広くなり、二階席(というかフロア)も用意されましたし、選手の一人称視点のスクリーンも備わりました。ブレ補正がされててこれがとても見やすくて素敵!

Photo: 武者良太

ヘビーパンチ、メガパンチといった必殺技も見やすく派手になり、より戦略性を生かした試合ができそうじゃないですか。

年4回の大会も実施していく

Photo: 武者良太

VRCボクシング練習会・大会を主催しているとりさん曰く、ここは先輩後輩の垣根がない部活動のような雰囲気で楽しめるそうですよ。

とりさん: 試合が終わったあとに、ここがよかったあそこが失敗だったとお互いに感想を伝え合うんですね。一緒に運動して一緒に話していくと仲良くなりますし、他のワールドに一緒に遊びに行って、その帰りに練習会に参加するという方もいます。普通のマルチプレイゲームだと試合だけをして解散ってなってしまうじゃないですか。VRChatだと試合前後のコミュニケーションも楽しめるから、部活っぽい雰囲気になると思っているんです。

興味深いのは純粋な反射神経だけを求めるのではなく、現実のスポーツに寄った、フィジカルトレーニングも求められる新しいタイプのeSportsを目指していること。

とりさん:まずレギュレーションに関しては公平で納得感がでるように、現在は微調整を重ねています。その内容が落ちつくまで時間がかかっている感じですね。大会は2〜3月に如月杯、5〜6月に新人杯、8〜8月に夏季大会、12月に冬季大会を予定しています。このうち如月杯、夏季大会、を大型大会として開催していく予定です。

実は「Udon Boxing v1․8․5」を活用している海外のVRCボクシング団体もあるそうです。もしかしたら今後交流戦や、王座統一戦の可能性もある!?

とりさん:僕は他団体の世界大会に何回か出場していますし、海外の方が「勝負しようぜ」と僕らの練習会に乗り込んでくることもあります。現在のところはお互いのレギュレーションが異なるので難しい面があるのですが、VRChatボクシングが活性化するようにいろいろやってみたいですね。でもその前に、僕が英語を喋れるようにならないと(笑)。

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取材当日は40人以上の人・アバターが集まって、和気あいあいと練習試合をしていたVRCボクシング練習会は、毎週木曜・日曜の21時から開催中。ビギナーの方でも飛び入り参戦大歓迎とのこと。自宅にこもっていて運動不足だなあと感じているQuest 2ユーザーのみなさま。開催時間になったらVRChat ID:torisan1048にフレンドリクエスト&Joinで参加しちゃいましょう!

足踏みし続け9時間30分。過酷すぎるVR登山で心が折れた男の話 #VRChat VRChatにはさまざまなワールドがありますが、過酷さランキングNo.1の座に輝き続けているのがKarl Kroenenさんが作った「Eternal Ash」です。そんなEternal Ashに挑んだ1人が、メタバース系YouTuberの猿頭トリートメントさん(@Sarugashira)です。しかもコントローラのスティックを倒して進んでいくのではなく、歩行デバイス「KAT loco S」を用いての登山です。 https://www.gizmodo.jp/2022/07/eternal-ash-vr-chat.html

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