Photo: Florence Ion / Gizmodo

選ばない理由がない?

リークでもかなりのディテールが判明していましたが、Samsung(サムスン)はオンラインイベント「Galaxy Unpacked」にて、第4世代の折りたたみスマートフォンを発表しました。今月発売される「Galaxy Z Flip4」「Galaxy Z Fold4」では、新しいプロセッサやカメラ、よりタフネスな筐体など、ハードウェアのアップデートが取り入れられています。これにより、ようやくGalaxyスマートフォンのフラッグシップと対等なモデルになったのです。かつてのスペックが劣っていたサムスンの折りたたみスマートフォンと比べると、嬉しい変更といえるでしょう。

今回は実際にクラムシェル型のGalaxy Z Flip4と、より大画面なGalaxy Z Fold4に触れてみました。どちらにもソフトウェアに新機能がくわえられていますが、はたして「Galaxy S22」と比較すると、その出来はどうなのでしょうか?

Galaxy Z Flip4:とにかくかわいい!

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意外や意外、サムスンにとって一番人気の折りたたみスマートフォンであるGalaxy Z Flip4。クラムシェル型のその本体はキュートで、ガラケーを思い起こさせてくれます。

Galaxy Z Flip4ではデザインが若干変更されており、小さなヒンジや薄型の本体を採用。サムスンによれば本体は0.3mm小さく、1.6mm短く、それゆえ細長い印象となっています。やわらかなディスプレイを保護するために、スクリーンプロテクターがはじめから装着済み。側面の音量ボタンと電源ボタンの位置は、「Galaxy Z Flip3」から変わっていません。

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画面には6.7インチ/フルHD+解像度のダイナミック有機ELディスプレイを採用。サムスンによれば、「実際の表示領域は丸みを帯びたコーナーとカメラホールのため、小さくなっています」とのこと。ディスプレイは、以前のモデルよりも45%も強化。フレームはGalaxy S22と同じ「Armor Alminum」で、画面は「Gorilla Glass Victus+」にて守られています。さらに、IPX8の防水性能にも準拠。ディスプレイのリフレッシュレートは120Hzで、この価格帯のAndroidスマートフォンとしては標準的です。

Galaxy Z Flip4の外部ディスプレイ「Cover Display」は昨年のものとかわらず、1.9インチの有機ELディスプレイを搭載。ポートレートモードなど、メインカメラでのQuick Shot機能も刷新されています。ライブストリーミング中にスマートフォンを折り返す「FlexCam」にて、「Cover Screen(背面ディスプレイ)」を利用することもできます(ただし、InstagramやWhatsAppなど一部アプリのみ)。

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プロセッサは最新の「Snapdragon 8+ Gen 1」で、8GB RAMを搭載。プロセッサはGalaxy S22シリーズよりも新しいのですが、RAMと内蔵ストレージ(最大512GB)は控えめです。

Galaxy Z Flip3のバッテリー容量は3300mAhとがっかりでしたが、Galaxy Z Flip4では3700mAhへとアップグレード。サムスンによれば、3時間長い駆動が可能なようです。高速充電機能としては、わずか30分で50%まで充電可能。さらに、ワイヤレスでの高速充電にも対応しています。

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背面には1200万画素のデュアルレンズを搭載し、片方は光学手ブレ補正(OIS)とF1.8の広角メインカメラで、もう片方は画角123度/F2.2の超広角カメラ。さらに、画角80度/F2.4の1000万画素セルフィーカメラも搭載しています。サムスンによれば、メインのイメージセンサーは前モデルよりも65%明るいそうです。

Galaxy Z Flipのヒンジ構造は、前モデルとあまり変わらないようです。片手でスマートフォンを閉じようとすると抵抗を感じるので、片手で閉じるには慣れが必要です。

純正アクセサリーも変更されており、シックなゴールドの留め具がついたシリコンカバーが披露されています。

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Galaxy Z Flip4はグラファイト、ボラパープル、ピンクゴールド、ブルーの4色が登場。合計75通りのカラーがカスタマイズできる「Bespoke」バージョンもあります。価格は1000ドル(約13万円)からで、8月26日の発売開始にむけてすでに予約が開始されています。

Galaxy Z Fold4:マルチタスクが進化

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Galaxy Z Fold4は大画面な折りたたみスマートフォンで、正面から見ると普通のスマートフォンのようですが、本体を開くとタブレットとしても利用できます。

前面には6.2インチ/HD+解像度のダイナミック有機ELディスプレイ(Cover Screen)を、内側には7.6インチ/QXGA+解像度のダイナミック有機ELディスプレイを搭載。どちらも、120Hzの可変リフレッシュレートに対応しています。ディスプレイの幅は昨年のモデルよりも約3mm広くなっており、サムスンによれば、「ベゼルの最小化」と「ヒンジのスリム化」が取り入れられているとのこと。また、IPX8の防水性能も実現しています。

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Galaxy Z Fold4の仕様は、標準モデルの「Galaxy S22」よりも「Galaxy S22 Ultra」に近いものです。プロセッサはSnapdragon 8+ Gen 1で、12GBのRAMを搭載。内部ストレージも最大1TBへと拡大されています。4400mAhのバッテリー容量は前モデルと同一で、高速充電にも対応しています。

カメラ構成もGalaxy S22 Ultraと似ており、5個のカメラを搭載しています。メインカメラは5000万画素/F1.8でOIS(光学手振れ補正)対応、これに画角123度の1200万画素/F2.2超広角カメラと1000万画素/F2.4のOIS対応望遠カメラが組みあわされており、30倍のスペースズームも利用可能です。前面のCover Screenには画角85度/OIS対応の1000万画素カメラを搭載。内側には400万画素のディスプレイ内カメラが配置されています。

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Galaxy Z Fold4ではインターフェイスも改善されており、「Android 12L」を改良した「One UI 4.1.1」を搭載しています。

本体を開くと、まるでWindows 10/11にも似たタスクバーが下部に表示されます。そしてタスクバーからアプリのアイコンを画面の一部にドラッグすることで、アプリを画面分割モードで起動することができます。新しいスワイプジェスチャーも導入されており、「Sペン」をお揃いのケースと一緒に購入すれば、内側の画面でノートをとることもできます。

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Galaxy Z Fold4はグレーグリーン、ファントムブラック、ベージュ(少しフェミニンなトーン)の3色が登場。公式サイトではバーガンディーの限定カラーも販売されます。価格は1800ドル(約24万円)で、8月26日の発売日に向け予約が開始されています。