そこはかとないバトルホッパー感。
電動自転車にもいろいろあって、特に野山を駆け回るMTBはデザインの自由度が高い傾向にあるようです。たとえばフル充電で山手線をほぼ3周できる、クロアチアの「Greyp G6」や、エクストリームなトリックも魅せられる「eTRICKS」。1,000Wモーターを搭載した、ゴツくて単車みたいみたいなイタリアのMOTO PARILLA「ULTRA」もありました。
新型は特撮ファンに刺さりそう
そのMOTO PARILLAが、今度はちょっと華奢だけど『仮面ライダーブラック』が乗っていそうな新車「Tricolore」を発表しました。
ハンドル下のステム部分から、ペダルとモーターがある一体型のフレーム、および丸い凹みがバッタの目を想起させ、バッテリー部分の蛇腹っぽさがいかにもなんですよね。
細身だけどメカニカル
フレームはカーボンファイバー製のモノコック構造で、軽くて強いのがMTB向き。フロントフォークはサスペンションになっており、後輪を支えるスイングアームと相まってモトクロスを彷彿させます。
Image: MOTO PARILLAモーターはペダル部分にあるミッドマウント式で250W。SRAM製の12段階ギアと最大600Wの出力で最高時速25kmまでのペダルアシストを提供するとのこと。バッテリーは880Whで、フル充電なら100km以上の距離を走破します。
ほかにもクランクケースに冷却システムが内蔵されいたり、3.5インチまでのタイヤを付け替えることが可能。また自動で点灯する前後LEDや、2.5インチのカラーLCDディスプレイを搭載し、ボディーの中に緊急キットが装填されているも親切。カーボン・フットプリントを減らすべく、麻や亜麻の繊維を使ったパーツがあるなど、細部にこだわりがあったりします。
ミラノのショーでお披露目中
現在は11月8日から13日までミラノで開催されている国際モーターサイクルショー「EICMA 2022」に出品中。モデルは「MX」、「MR」、「M」など4種類が作られますが、まだお披露目の段階で、発売時期や値段は未発表です。
特撮ファンであろうがなかろうが、無骨で斬新なeMTBはめちゃくちゃ惹かれますね。乗り心地も気になります。
Source: YouTube, facebook, MOTO PARILLA via YANKO DESIGN, NEW ATLAS