おおまじめな研究です。
スペインの泌尿器科医チームが、男性のペニスは、平常時も勃起時もサイズが変わらずに硬くなるタイプと、大きくなるタイプが本当にあるのかどうかを研究しました。
ちなみに英語では、大きくなる人たちのことを「grower」、サイズは変わらずに硬くなる人たちのことを「shower」と呼ぶんです。
この研究、ソーシャルメディアでバズる記事になりそうなトピックだからではなく、陰茎手術をする際に勃起してもサイズが変わらないのか、変わるのかを知ることができると手術が安全に施せるからというちゃんとした理由で行なわれました。
250人のペニスを測定
まず研究チームは、250人以上のペニスを平常時と勃起時に超音波スキャンしました。
勃起時にペニスのサイズは大きくなるのかを測定。すると、ペニスの膨張率は一般的な分布曲線を描きました。平常時より56%以上サイズが大きくなった人たちは「grower」、31%以下の場合は「shower」として分けます。
全体の25%の男性がgrower、25%がshower、そして残りの半分の人たちは中間という結果が出ました。
この研究結果は先週、イタリア・ミラノで開催された欧州泌尿器科学会の学会で発表されています。このペニスの大きさの測定については、自己申告ではなく正式に測定されたものなので「大きく見せたい!」という気持ちが反映されていないものです。
でも測定されたペニスの持ち主のみなさんはスペインで病院やクリニックに訪れた人のものなので、全世界の男性のペニスの平均ではないことはご了承ください。
まだまだ研究が必要
研究チームは、本当のところ、その男性の病歴などで事前に、どちらのペニスタイプかがわかればいいという期待を込めて測定を行なったのですが、結果ペニスの長さ、年齢、体重、喫煙などとの関連性は見られませんでした。
ただ、「shower」のみなさんは平常時のサイズも大きめである傾向はあったそうです。showerのみなさんの平常時の平均は約11センチ。growerのみなさんの平常時の平均は約8.9センチでした。
またgrowerのみなさんはペニスの内側にある「白膜」が薄めである傾向でした。この白膜の厚さが膨張するか、硬くなるかのペニスタイプを分ける要因なのかもしれないとのことですが、まだまだ研究が必要だそうです。
どちらのペニスタイプだとしても、それが健康に影響を与えることはないので心配する必要はないそうです。
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