「次何焼こうかな」って考えちゃうヤツだ。
バルミューダから新製品「BALMUDA The Plate Pro」が登場しました。ありそうでなかった、バルミューダ流のホットプレートです。価格は4万2900円で、現在発売中。
おしゃれ、美味しい、お手入れラク。バルミューダの研究成果が詰まったこのホットプレートの特徴は、独自構造のプレートにありました。
0.8mm+5mm+0.8mm=6.6mmのプレートが、高い蓄熱性を実現
見た目は非常にシンプル。このシンプルさはabienのホットプレートを連想させますね。最近のホットプレートはみんなおしゃれだなぁ。
大きな特徴となるのが、この6.6mmのクラッドプレート。このプレートは、0.8mmのステンレス+5mmのアルミニウム+0.8mmのステンレスの3層構造になっています。プレートの底面にはヒーターの熱をプレートに行き渡らせるためのシートが貼ってあり、周囲には鉄板を覆うグリルと持ち手が。
断面図はこんな感じ。蓄熱性の高いステンレスで熱伝導率の高いアルミニウムを挟み込むことで、一般的なホットプレートよりも均一に熱を届けることができるとのこと。
ちなみに、キャンプの料理には鉄板を使う文化もありまして、厚みがあるほど蓄熱性があって美味しいけど、分厚いと重くなるっていうトレードオフがあるんですよね。単純に分厚い鉄を使うのではなく、独自の構造を開発したのはお見事です。
プレートを暖めるヒーターはこのような形状。プレートの蓄熱性が高いと食材を置いても温度がブレず、狙い通りに加熱ができます(=分厚い鉄板で焼く肉は美味い理論)。これに正確な温度制御が加わることで、一定の温度でしっかり加熱できるわけですね。
設定温度は、160度、180度、200度、220度の4段階。一般的に220度を超えると油から煙が発生するのですが、正確な温度制御により過度な加熱を防ぐことで、煙の量もグッと抑えられるんだとか。
本体と一緒に金属ヘラも付属。ヘラ先端に刻印された数値は、お肉の厚みを測るためのもの。
高い蓄熱性から生み出される、間違いないお味
さぁ、小難しいスペックの解説はここまで。キッチン家電は実際の美味しさが全てです。早速お肉を焼いていただきましょう!
片面を焼いた状態ですが、こいつぁ文句ない焼き加減…! 煙の量も少なかった印象です。でもめっちゃいい匂いしました。
また、プレート表面はフッ素コーティングなどをしていない素のステンレスのため、焦げ跡などはゴリゴリ削ってもOKですし…。
プレートの上で包丁やフォークを使ってもOK。鉄板焼のプレートと同じ感覚で使えそうですね。使用後も金たわしでゴリゴリ洗ってしまって大丈夫だそうです。ラクで助かる。
はい、優勝。余計な熱が入っていないおかげか、芸術的な赤みを残したステーキが出来上がりました。この焼き加減が自宅で再現できると思うと、広がりますよ、妄想ってヤツが。
プレートの側面には油を落とすための溝が設けられています。ヘラでこそいだ油や焦げはこの溝に落としておいて、最後にお掃除するって流れになるかな。
ステーキだけでなく、チーズハンバーグも美味しいし…。
海鮮モノもすんごい良い香りがするし…。
160度の低温をキープできるおかげで、薄いクレープなんかも焦げ付かずに作れちゃいます。フチはカリっと&中はモチっとした、本格的なお味のクレープでした!
バルミューダのProシリーズ、まだまだ続きます。
今回の「BALMUDA The Plate Pro」は、昨年登場した「BALMUDA The Toaster Pro」に続くProを名乗るシリーズ。いわく、ひと手間あるけれどより美味しく本格的な調理を楽しめるのがProシリーズの持ち味とのこと。
4万円台のホットプレートと言われるヒィってなるけど、例えば我が家にある普通のホットプレート、年に数回しか使ってません。デカいし掃除が面倒だし煙出るし…。
でも「BALMUDA The Plate Pro」はライブキッチン的な楽しみや、そもそも「いつものご飯より美味しい」という付加価値がある。ステーキや焼肉、お好み焼きなども「この鉄板ならもっと美味しくなるかも?」と、調理に対して積極的になれるかもと感じました。
別売品として、「フチ付きプレートと専用フタ」「たこ焼きプレート」「専用収納ケース」なども用意されています。こちらのプレートは6.6mmのクラッドプレートとは違い、素材にはダイキャストを使用。
また、クラッドプレートの単品も1万8700円で取り扱いが始まるそうです。プレートの破損や交換などを想定したものだそう。
自宅を鉄板焼屋さんにできる「BALMUDA The Plate Pro」。正しく熱が入れば、食材たちは美味しさで応えてくれるのです。
Source: BALMUDA