16日のリーガ・エスパニョーラ第24節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのセルタ戦を2-2のドローで終えた。

マドリーがベルナベウで臨む試合は、同スタジアムで今季唯一の敗戦を喫し、コパ・デル・レイ敗退に追いやられた10日前のレアル・ソシエダ戦以来。ジダン監督はGKクルトワ、DFカルバハル、ヴァラン、セルヒオ・ラモス、マルセロ、MFバルベルデ、カゼミーロ、クロース、FWベイル、ベンゼマ、そして負傷によって約3カ月戦列を離れていたアザールをスタメンとして、基本システムである4-3-3を使用している。

この試合の対戦相手セルタは、残留争いに巻き込まれながらも、やはり開幕当初は欧州カップ出場を目標にしていたチーム。ベルナベウという舞台でも萎縮することなく、マドリー相手にタフな戦いを強いた。攻撃時3-5-2、守備時4-5-1となるガリシアの雄は、マドリーの連係も個人技も許すことなく試合を進めて、7分に先制点を獲得。ピッチ中央でフリーでボールを持ったイアゴ・アスパスがスルーパスを出し、スモロフが判断に迷ったヴァランを抜き去ってペナルティーエリア内に侵入。そのままクルトワを破った。

ビハインドを負ったマドリーは攻勢を強めたいところだったが、セルタの組織立った守備を崩す手段を欠いてしまい、そうなったときに出てしまう悪い癖、当てのないクロス攻撃に頼ることに。その攻撃は一向に効果を得られず、さらに44分にはCKからエイドゥーのヘディングシュートを許してしまったものの、これは横っ飛びしたクルトワが指先で触れて事なきを得た。前半は0-1のまま終了。マドリーの枠内シュート数は、0本だった。

苦戦するマドリーだったが52分、堅牢だったセルタの守備を崩し切り、スコアをタイに戻すことに成功。ベンゼマのスルーパスからマルセロが左サイドを抜け出し、ペナルティーエリア内にグラウンダーのクロスを送ると、待ち構えていたクロースが正確な左足のシュートを突き刺した。

スコアをタイに戻したマドリーは勢いに乗り、今後チームの攻撃を活性化させる鍵を握るであろうベンゼマとアザールが64分にPKを奪取。ベンゼマの絶妙なスルーパスからアザールがペナルティーエリア内に入り込むと、ルベンに倒されて主審がホイッスルを吹いた。キッカーのS・ラモスがこれを冷静に決め切り、ついにスコアをひっくり返している。ジダン監督は74分に最初の交代カードを切りアザールとの交代でヴィニシウスを投入。負傷明けながら時折鋭いプレーを見せたアザールにはスタンディングオベーションが送られた。

マドリーはその後、システムを4-3-3としたセルタの反撃を強度あるプレッシングで阻み、ポゼッションと速攻を織り交ぜた攻撃で追加点を目指す。ジダン監督は80分過ぎ、クロースを下げてモドリッチ、さらにベイルをメンディに代えて攻守のバランスを整える。が、85分にまさかの失点。スルーパスからサンティ・ミナの突破を許し、再びネットを揺らされた。アウェー席に陣取るセルタサポーターが歓喜の声を上げる中、マドリーは再び攻撃に力を注いだものの、ベンゼマらが決定力を欠いてドローのまま試合終了を迎えた。

連勝が6でストップした首位レアル・マドリーは、前日にヘタフェを下した2位バルセロナに勝ち点差を1に縮められている。

■試合結果
レアル・マドリー 2-2 セルタ

■得点者
レアル・マドリー:クロース(52分)、セルヒオ・ラモス(65分)
セルタ:スモロフ(7分)、ミナ(85分)