クロアチア代表のFWニコラ・カリニッチが所属するフィオレンティーナの夏季合宿から離脱した。フィオレンティーナが13日、公式ウェブサイトで発表した。

フィオレンティーナはカリニッチの離脱の理由について、「選手の家族の事情による」と説明しているが、クラブ退団が迫っている模様だ。カリニッチは今夏の移籍市場において、恩師であるヴィンチェンツォ・モンテッラが率いるミランへの移籍を希望しており、先日もフィオレンティーナに対し、別れの挨拶を述べていた。

「フィオレンティーナ、これまでの2年間ありがとう。チャンスを与えてもらい感謝しているが、僕は移籍をしてステップアップしたいと考えている。ミランが僕に興味を持ってくれていることは知っているし、僕にとってもビッグチャンスだと思う。だから僕はミランへ行きたいんだ。フィオレンティーナでの僕の時間は終わった」

しかしフィオレンティーナは選手の放出に難色を示しており、カリニッチの代理人とパンタレオ・コルヴィーノSD(スポーツディレクター)がミラノのホテルで面会したものの、意見の対立はさらに広がった。フィオレンティーナとカリニッチの関係はもはや修復不可能となっている。

ミランは今夏、カリニッチの獲得に興味を示していたものの、一時ドルトムントのピエール・エメリク・オーバメヤンにターゲットを移した。しかしユヴェントスのDFレオナルド・ボヌッチの移籍話がまとまり、移籍金が高額なオーバメヤンの獲得は困難となった。このためミランはカリニッチ獲得へと再び方針を変更する可能性が高まっている。ただフィオレンティーナは放出の目安として3000万ユーロ(約39億円)の移籍金を要求しているようだ。