ボローニャに所属する日本代表DF冨安健洋の動向について、地元紙『コリエレ・ディ・ボローニャ』が1日、注目した。

今夏の移籍市場においてローマやナポリ、さらにはプレミアリーグのクラブから熱視線を受けてきた21歳の冨安。移籍期間が終盤に差しかかる中、ミランが日本代表DFの獲得に関心を示しているとの報道が流れた。そんな中、ボローニャの地元紙が「適正額は2500万ユーロ(約30億円)。しかしシニシャ(ミハイロヴィッチ)はトミを離さない」との見出しで冨安の動向に注目した。

冨安を巡るミランとボローニャの交渉は、「正式にはまだ開始されていない」と指摘。しかし1日夜のヨーロッパリーグ(EL)予選プレーオフのリオ・アヴェ戦に勝利し、本戦出場を決めた場合、「2つの大会で戦うことが確定し、EL出場による収入が得られるならば、ミランはDFの獲得を加速させる」との見解を示した。

ミランはこれまでフィオレンティーナのDFニコラ・ミレンコヴィッチや元サンテティエンヌのDFウェスレイ・フォファナの獲得を目指すも、いずれも高額な移籍金により断念。すると「カーザ・ミランでは、トミヤスが素早く序列を上げた。(パオロ)マルディーニら幹部は、ボローニャの日本人選手をターゲットに定めた」と伝えている。

■“売却不可”だった冨安だが…

一方、ボローニャの「ヴァルテル・サバティーニTD(テクニカルディレクター)は常に日本人選手が売却不可であると主張。ミハイロヴィッチにとっても欠くことができない大黒柱」であるとみられてきた。しかしリッカルド・ビゴンSD(スポーツディレクター)は、「ものすごいオファーが届いた場合は、検討する」と発言。地元紙は、その金額が「2500万ユーロ前後であるとの印象を受ける」との見解を示した。

これまで『ガゼッタ・デロ・スポルト』などは、ミランのオファーが1300万ユーロ(約16億円)程度になるとの見解を示しているが、ボローニャ紙は、冨安獲得の資金が「大まかに言って、リヨンに(ルーカス)パケタを売却した金額である2000万ユーロ(約25億円)+ボーナス」となる可能性を指摘。「ミランが2500万ユーロまで増額すれば、日本人選手の放出が非常に具体的なものになる」と展望を示した。

また冨安を巡っては、『スカイスポーツ』においてイタリア人著名記者ジャンルカ・ディ・マルツィオ氏が、ミランがEL出場を決めた後でオファーを増額する可能性を指摘している。果たしてMF本田圭佑以来となる日本人選手のミラン移籍は実現するのか、今後の動向は注目されるところだ。