9日のラ・リーガ第18節、レアル・マドリーは敵地エル・サダールでのオサスナ戦をスコアレスドローで終えた。

スペイン首都を中心に記録的な大雪が降る中、怒りと忍耐でもって開催された試合だ。マドリーはラ・リーガの要請を受けて予定していた試合当日の朝ではなく前日にパンプローナに移動しようとしたが、視界不良のために飛行機が飛ばず4時間にわたって機内で待ち続ける羽目になった(マドリー側は試合延期など考慮しなかったラ・リーガに対して大きな憤りを感じている模様)。そして試合当日にはエル・サダールにも雪が降って開催が危ぶまれたが、オサスナ側が融雪装置などを駆使してそれを溶かし続け、何とか予定通りのキックオフにこぎつけた。

ジダン監督はGKクルトワ、DFルーカス・バスケス、ヴァラン、セルヒオ・ラモス、メンディ、MFモドリッチ、カセミロ、クロース、FWアセンシオ、ベンゼマ、アザールを先発させ、いつもの4-3-3のシステムを使用している。

オサスナの素晴らしい努力がありながら、それでも緑に白が混ざったピッチで、マドリーは自分たちの色を出すことができない。オサスナの強固な4-1-4-1システム、さらにはピッチコンディションも手伝い、いくらボールを回そうともチャンスには結びつかず。前半に唯一ゴールを予感させたのは、ヴァランのクリアボールがオサスナのペナルティーエリア内で奇妙な跳ね方をして、GKセルヒオ・エレーラが弾かねばならなかった8分の場面だった。

後半、マドリーはエンジンがようやくかかり始めたのか攻勢を見せるようになり、アセンシオのミドルなどでゴールをうかがっていく。が、それでもスコアを動かすには至らない。するとジダン監督は66分に交代カードを切り、チーム内で最も可能性を感じさせていたアセンシオとの交代でバルベルデを投入……。システムをアザールをトップ下に置く4-4-1-1に変更した。

アセンシオがいなくなりサイド攻撃の鋭さを失ったマドリーは、前半のように再び停滞。ジダン監督は75分に再び交代に動き、アザール&モドリッチをイスコ&マリアーノに代えて打開を図る。が、パフォーマンスの向上は認められず、その攻撃はオサスナの厚い壁に跳ね返され続けた。マドリーは結局、ベンゼマのオフサイドポジションからのシュートでしかネットを揺らすことができず0-0のまま終了のホイッスルを聞き、雪の降るエル・サダールを白けた表情で後にすることに。試合終了時のスタジアムの気温は、マイナス1度だった。

セルタ戦に続く勝利を逃した2位マドリー(18試合消化)は、同日にグラナダを下した3位バルセロナ(18試合消化)に勝ち点差を4に縮められると同時に、首位アトレティコ・マドリー(15試合消化)にさらに差をつけられる可能性をつくってしまった。