27日のチャンピオンズリーグ準決勝ファーストレグ、アルフレド・ディ・ステファノでのレアル・マドリー対チェルシーは1-1のドローで終了した。

決勝の地イスタンブールへの切符をかけた対戦が、いよいよ始まる。チェルシーはいつもの3-5-2を使用し、メンディ不在のレアル・マドリーも4-3-3ではなくカセミロ、モドリッチ、クロースの両脇にカルバハル、マルセロを配する3-5-2を使用。ジダン監督はミラーゲームを仕掛けてきた。なお試合はまたも、スペイン首都では珍しい大雨の中で行われている。レアル・マドリーは前試合ベティス戦でも、同じように雷が轟く雨に降られてスコアレスドローを演じている。

自分たちのフットボールを貫くトゥヘル監督のチェルシーと相手に柔軟に合わせるジダン監督のレアル・マドリーという構図だが、前半に優位に立ったのは間違いなくチェルシー。巧みなビルドアップでレアル・マドリーの高い位置からのプレッシングを簡単に突破して、GKクルトワが守るゴールへと近づいていった。

チェルシーはまず10分、ヴェルナーがペナルティーエリア内中央で決定機を迎えるが、シュートはクルトワが超反応で出した右足に阻まれる。だが、ゴールを決めるのは時間の問題だった。14分、リュディガーのロングボールに反応したプリシッチがナチョとの競争に勝利し、そのままベルギー代表GKもかわしてネットを揺らした。

早々にアウェーゴールを奪われたレアル・マドリーは、攻撃に回っても効果的なプレーを見せられず、延々と苦しい展開を強いられ続ける。しかしながら23分にベンゼマが右ポストに直撃のミドルを放つなど、個人技からはチャンスをつくり、30分にどうにか同点に追いつくことに成功。ショートコーナーからマルセロがクロスを送り、ファーのヴァランが打点の高いヘディングで中央に折り返すと、ベンゼマがそのボールを頭で落として、アクロバティックな右足ボレーを決め切った。

1-1で迎えた後半、レアル・マドリーはプレスの仕組み(モドリッチが無理に上がらなくなる)を変えて均衡した状況をつくり出すが、しかしボールを保持してもチェルシーの守備を崩せない状況は変わらない。ジダン監督は66分にヴィニシウスとの交代でアザールを投入。対するトゥヘル監督はウェルナー、プリシッチ、アスピリクエタを下げてツィエク、ハフェルツ、ジェームズをピッチに立たせ、走る足をリフレッシュさせた。

70分を過ぎても状況は依然として変わらず、マドリーは攻めあぐね、堅守を見せるチェルシーは速攻から勝ち越しを狙い続ける。ジダン監督は77分にカルバハル、マルセロをオドリオソラ、アセンシオと変えて、システムを4-3-3に変更する。終盤、レアル・マドリーは意地の攻撃を見せるが、最後までチェルシーの守備網を突破できず、1-1のまま試合終了のホイッスルを迎えた。チェルシーは、価値あるアウェーゴールを持ち帰ることに成功している。

なお、チェルシー本拠地スタンフォード・ブリッジでのセカンドレグは、5月5日に行われる。