パリ・サンジェルマン(PSG)のレオナルドSD(スポーツディレクター)が、フランス人の有望株のブンデスリーガへの流出を非難した。それを受けたボルシア・ドルトムントのミヒャエル・ツォルクSDは、その見方には賛同しないと主張している。

今夏PSGとの契約が満了となり、フリーでドルトムントに渡ったベルギー代表DFトーマス・ムニエ。先日『dpa通信』で、自身は8月に行われることになったチャンピオンズリーグ終了後までの短期の契約延長を望んでいたと主張。さらに移籍が決定してから練習参加を認めなかったレオナルドSDの扱いに苦言を呈し、扱いに不満を示していた。

レオナルドSDは、そんなムニエの発言にフランス紙『パリジャン』で反論。また、「バイエルン・ミュンヘン、RBライプツィヒ、ボルシア・ドルトムントを始めとするドイツのクラブが(我々の)若手を奪っていくのは大きな問題だ。彼らは親や友人、親戚やまだ16歳にもなっていない選手たち本人に電話する。彼らは若手たちをうぬぼれさせているんだ。フランスのクラブを守るためにルールを変えなければならないかもしれないね」とも非難していた。

そして、今度はツォルクSDがドイツ紙『ビルト』でレオナルドSDに対して反論し、議論がクラブレベルに発展。「ほかのクラブが公の場で何かを話していても、普段は私はコメントすることはない」と前置きしながら、「だが、今回のケースでは我々の名前が挙げられ、レオナルドはおそらく誤解していると言わざるを得ない」と強調。次のように続けている。

「通常は、彼が話していたのと真逆だよ。フランスの(選手の)家族や代理人が自発的に我々に話しかけてくるのだよ。彼らはこっちの方が、タレントたちの(トップチームへの)通過率が高く、成長の余地が大きいと見ているからね」

なお、PSGは今夏ムニエのほか、U-18フランス代表DFタングイ・ニアンゾウ・クアッシがフリーでバイエルンへと移籍。今のところ選手の売却による移籍金収入を得ていない。