インテルのルチアーノ・スパレッティ指揮官は、試合前に選手が円陣を組み掛け声かけるよう提案した。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が31日、伝えている。

■全員が結束を

日本代表のDF長友佑都が所属するインテルは、インターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)において、中国で行われたリヨン戦(1-0)、シンガポールでのバイエルン・ミュンヘン(2-0)、チェルシー戦(2-1)とプレミアやブンデス王者らを相手に3連勝を飾った。セリエA開幕へ向けて勢いにのるインテルだが、指揮官のスパレッティはチームの結束力強化を要求している。

「全員がチームを信じることは良いこと。ピッチへ踏み入る選手にとっても、ベンチに残る選手にとっても、スタッフにとっても同じだ」

ICCの試合において、伝統のインテルのユニフォームをまとい、チーム一丸となって戦うにも関わらず、選手たちが円陣を組んで掛け声を上げる場面が訪れなかったことをスパレッティは問題視した。名門クラブの一員であることへの覚悟が足りないと感じているようだ。

インテル幹部らに対し、ローマ時代の教え子たちが「ピッチへ上がり、ローマのために走る。ピッチへ上がり、ローマのために戦う。ピッチへ上がり、ローマのために死ぬ」などと、熱く叫ぶシーンが収められたビデオを上映した。

インテルでは昨シーズン、フランク・デ・ブール指揮下のチーム内で溝が生まれ、一時は「最悪の雰囲気」とメディアによって伝えられた。後任のステファノ・ピオリがメンタル面での改革を行ったことで状況は改善していたが、スパレッティはさらなるチームの結束を求めた。前任のローマで実施していたように、インテルにおいても選手に対して試合前に円陣を組み、掛け声を義務化することで、団結力アップそしてパフォーマンスの向上につなげたい考えだ。