国内外で活躍した元イタリア代表FWクリスティアン・ヴィエリ氏は今、自身が企画するフットバレー大会「ボボ・サマーカップ」に力を注いでいる。この大会は7月15日から30日にかけてイタリア、アドリア海沿岸のチェルヴィアで行われ、96チームが競い合う。ヴィエリ氏はフットバレーの有用性についてこう話す。

「今僕はフットバレーの練習をほぼ毎日していて、たまに試合もやっているんだ。サッカーはもう体が持たないから、やっていないよ。一定の年齢を超えたら、元サッカー選手にはフットバレーが1番だね」

しかし、もちろん今でもサッカーへの関心は薄れていない。今夏の移籍市場において注目の話題には「(クリスティアーノ)ロナウドがもうレアルにいたくないと感じているのなら、移籍しても良いと思う」と、自身の見解を述べた。

また、話が友人であるヴェネツィアのフィリッポ・インザーギ監督に及ぶと、ヴィエリ氏は自信をもってこう答えた。

「2016 -17シーズン、ピッポ(フィリッポ・インザーギ)はセリエCのヴェネツィアを指揮して素晴らしいチームを作り上げ、自身が素晴らしい指揮官であることを証明したんだ。実際、リーグ戦と(レーガ・プロの)コッパ・イタリアで優勝しているしね。ミランでの失敗? ミランは難しいチームだから、どんな監督でも苦労するのは仕方ないよ」

来シーズンのチャンピオンズリーグの行方には、「バルセロナ、レアル、バイエルンのいずれかが優勝するんじゃないかな」と予想。そしてレアルの優勝に終わった昨シーズンのチャンピオンズリーグ決勝については「ユヴェントスが負けた理由は簡単さ。レアルの方が強いからだ」と即答した。

■今後のキャリアは…?

自身のキャリアについては、中国マネーが多く参入する今のサッカー界と重ね合わせてこう述べた。

「自分のキャリアで何得点挙げたかは正確には覚えていないけど、300ゴールくらいじゃないかな。でももしその時に中国からオファーがあっても移籍はしないと思いよ。どちらにせよ、僕と代理人との関係はあっさりしたものだったからそんな話題にもならなかったかも。僕から連絡を取ることは1度もなくて、いつも向こうから連絡をもらうような関係だったんだ。だけど、中国のチームが僕に年俸4000-5000万ユーロ(約50-63億円)を提示していたら、イエスと答えていたかもね」

多くのチームを渡り歩いたヴィエリであるが、今でも「その決断に間違いはなかった」と言い切る。さらには指導者としてのキャリアに興味はないことも示唆している。

「将来、監督への転身はないと思うよ。だって指導することは本当に難しいことなんだ。24時間、チームについて考えていなければならないからね」

現役時代は多くのイタリアチームでプレーをし、今でもイタリアでサッカーを楽しむヴィエリ。彼がサッカー界に監督として戻ってくることはくとも、彼なりの方法で今後もサッカーを楽しむことは間違いないだろう。