おおらかな性格でもって、チームを巧みに管理するタイプの指揮官として知られてきたカルロ・アンチェロッティ監督だが、レアル・マドリーでの第二次政権ではどうやら様子が異なるようだ。スペイン『マルカ』が報じている。

レアル・マドリー復帰の記者会会見で「カルロ・アンチェロッティは6年前と同じではない。私は違う人間だ。ポジティブとネガティブな経験を6年重ねてきたんだよ」と話していたアンチェロッティ監督だが、『マルカ』曰く同指揮官の指導を受けたことがあるレアル・マドリーの選手たちはそのことを実感しているという。

アンチェロッティ監督と言えば、ビセンテ・デル・ボスケ氏やジネディーヌ・ジダン氏と並んで選手の自主性を重視するタイプとの印象が強い。しかしながら今回は、細部にまでこだわりながら、より厳しい要求を課して「選手たちが気を抜くことを許さない」のだという。攻守両面でコンパクトなパフォーマンスを実践することに妥協を許さず、若手選手たちについても技術的な成長を促すことに積極的な姿勢を見せているようだ。現にアンチェロッティ監督は公で、FWヴィニシウス・ジュニオールについて「彼は3〜4タッチではなく1〜2タッチでシュートを打たなければならない」と語ったことがあり、ブラジル代表FWはこれまで欠けていた決定力を今季から身に付け始めている。

『マルカ』によれば、アンチェロッティ監督は現在のレアル・マドリーに2013〜14年のほどのクオリティーが備わっておらず、そのためチームの良き管理人になるだけでは不十分と考えるに至った様子。今のイタリア人指揮官は、選手たちが情けないプレーを見せれば、怒鳴り声を上げることすら厭わない姿勢であるとのことだ。