マンチェスター・ユナイテッドの新指揮官候補にラルフ・ラングニック氏の名が浮上した。

第9節でリヴァプールに0-5と大敗したことで指揮官オーレ・グンナー・スールシャール監督の去就が取りざたされたマンチェスター・Uは、第10節のトッテナム戦を3-0で勝利。しかし、6日に行われたマンチェスター・シティとのダービーではホームで為す術なく0-2と完敗したことで、再び指揮官への風当たりが強まることに。インターナショナルマッチウィークに入ることで去就の行方が注目されている。

リヴァプール戦後にはアントニオ・コンテ監督との関連が伝えられたが、同監督はその後にヌーノ監督を解任したトッテナム指揮官に就任。イタリアの名将の線が消えた中、新たにラングニック氏の名がマンチェスター・U新指揮官候補として浮上している。

ブックメーカー『Sky Bet』の「次のマンチェスター・ユナイテッド指揮官」では7日現在、ラングニック氏がブレンダン・ロジャーズ現レスター監督、ジネディーヌ・ジダン氏に次ぐ3番目に低いオッズとして急浮上。また、ドイツ『ビルト』のクリスティアン・フォルク氏は、2019年11月にもマンチェスター・Uの指揮官候補としてラングニック氏が考慮されていたことに触れつつ、「ラルフ・ラングニックは今もマンチェスター・ユナイテッドに興味を持っている」と伝えた。

1980年代からの指導者キャリアを持つラングニック氏は、これまでにシュトゥットガルトやハノーファー、シャルケ、ホッフェンハイム、RBライプツィヒなどを指揮。守備基盤の構築から強烈なプレッシングと素早い攻守の切り替え、縦に早いダイナミックな攻撃を仕掛けるスタイルで、特にホッフェンハイム時代に就任2年で2部優勝を果たしてクラブ初のブンデスリーガ昇格に導くなど評価を高めた。

その後、2010年代にRBライプツィヒとザルツブルクのレッドブルグループ統括スポーツディレクターなどいくつかのフロント職や現場復帰を繰り返しつつ、今夏にはロコモティフ・モスクワのスポーツ・開発部門のトップに就任している。

レッドブルグループの指導者はもちろん、トーマス・トゥヘル監督やユリアン・ナーゲルスマン監督らに代表されるように現代フットボール界の戦術家たちに多大な影響を与えてきたラングニック氏。新たな挑戦に出ている名将の招聘は簡単ではないことが予想されるが、スールシャール監督の去就と共に今後に注目だ。