現地時間22日、イタリア・セリエAは第27節が行われ、冨安健洋の所属するボローニャはホームのレナート・ダッラーラにユヴェントスを迎えた。

セリエA再開に先駆けて行われたコッパ・イタリアで、決勝まで駒を進めたもののPK戦の末、ナポリに敗れてタイトルを逃したユヴェントス。9連覇のかかるセリエAに改めて照準を合わせたユヴェントスに対し、久々の公式戦を迎えるボローニャは冨安も先発メンバーに名を連ねた。

立ち上がりからユヴェントスが攻勢に試合を進め、ボローニャは守備から試合に入った。7分、左サイドでボールを受けたC・ロナウドが、メデルと冨安を相手取りながらカットイン。そのまま右足を振り抜くと、強烈なシュートはGKスコルプスキがかろうじてはじく。8分にも左サイドでC・ロナウドが仕掛けるが、今度は冨安が1対1で体を入れてボールを奪うことに成功した。

17分には、C・ロナウドが自ら獲得したFKを直接狙うが、芯を捉えられず枠を大きく外れる。直接狙ったFKはユヴェントスに来てから41本目だったが、まだ1本も決めることができていない。

22分、左CKの競り合いの中でデ・リフトが倒され、VARの結果、ユヴェントスにPKが与えられる。これをC・ロナウドがど真ん中に蹴り込み、攻勢のユヴェントスが先制する。コッパ・イタリア準決勝のミラン戦では試合中のPKを外していたC・ロナウドだが、今度はきっちりと決めて見せた。

36分、C・ロナウドに対して冨安が厳しくチェックし、後ろに下げさせることに成功する。しかし、そこからデ・リフト、ベルナルデスキと縦にパスが繋がり、ペナルティーエリア手前で受けたディバラが左足を振り抜く。強烈なシュートがゴール左上へと突き刺さり、ユヴェントスが追加点を挙げた。

40分にも左サイドでC・ロナウドと冨安の1対1の局面が訪れる。粘り強く対応した冨安だが、C・ロナウドの鋭いキックフェイントに引っかかり、左足で上げたクロスをファーサイドでフリーとなっていたディバラが合わせるも、右足でのボレーはゴール右へと外れる。

ユヴェントスが2点をリードして迎えた後半、1点を返したいボローニャだが、攻撃に厚みを欠き、シュートまで持ち込むことができない。逆にユヴェントスは個の力でボローニャゴールへと迫る。53分、ベルナルデスキが右サイドからカットインして左足を振り抜くと、シュートは左のポストを直撃する。

60分には、CKのカウンターに出ようとしたC・ロナウドを、冨安が体を張ってブロック。この試合ではとにかく冨安とC・ロナウドが対峙する局面が多く、逆に冨安が高い位置を取った時にはC・ロナウドが自陣まで戻って守備をする場面も見られた。

66分、デ・シリオがハムストリングを痛めてダニーロとの交代を余儀なくされる。さらにユヴェントスはラビオに代えてマテュイディ、ピャニッチに代えてラムジーを投入。ベンタンクールがアンカーの位置に下がった。

73分には、C・ロナウドがドリブルで仕掛けて右足を振り抜く。完全に自分の形に持ち込んでいたが、シュートはゴール左へとわずかに外れる。

79分、ユヴェントスはディバラに代えてドウグラス・コスタを投入。前線の運動量を落とさず、さらなる追加点も狙いに行く。一方のボローニャもカンジャーノ、ポーリ、ジュワラの3人を一気に投入し一矢報いようと試みる。

しかし、攻撃の手数が多すぎ、ユヴェントスの守備が整った状態での拙攻となって決定機を作り出すことができない。アディショナルタイムにはダニーロが2枚目のイエローカードを受けて退場となり、ボローニャは数的優位をるも、最後までシュチェスニーの守るゴールを脅かすことは叶わず。コッパ・イタリアのタイトルを失ったばかりのユヴェントスだったが、セリエA再開初戦を白星で飾った。

■試合結果
ボローニャ 0-2 ユヴェントス

■得点者
ボローニャ:なし
ユヴェントス:C・ロナウド(23分PK)、ディバラ(36分)