■16−17シーズンのエル・クラシコはバルセロナの1勝1分け

昨シーズンのリーガを制したのはレアル・マドリーだが、リーグ戦で実現したエル・クラシコは1分け1敗と、リーグ2位のバルセロナが勝ち越す結果となった。

2017年4月、「サンティアゴ・ベルナベウ」で行われた16−17シーズン第33節のカードは、メッシの劇的なアディショナルタイム弾により、3−2でアウェーのバルセロナが勝利を収めた。

この最大のライバルとの直接対決で勝利を収め、得失点差でリーグ首位に立ったバルセロナ。しかし、試合消化数の少なかったレアルが延期試合を含めて6連勝を飾り、バルセロナはその後5連勝したが勝ち点3及ばずリーグ2位でシーズンを終えている。

このように、昨シーズン最後の「エル・クラシコ」はバルセロナが勝利したものの、その後勝ち点を1つも取りこぼさなかったレアル・マドリーが逆転優勝を果たす形となった。「クラシコ」の勝敗とリーグ戦の結果は異なるものにはなったが、この一戦はプライドをかけたものになる。

■サンティアゴ・ベルナベウでの一戦はどんな展開になる?

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では、23日に行われるリーガ・エスパニョーラ第17節の「エル・クラシコ」はどういった試合展開になるのだろうか。

過去3シーズン、サンティアゴ・ベルナベウで行われたリーグ戦のスタッツは以下のようになっている。

●過去3シーズン、レアル・マドリーホームで行われたリーグ戦のエル・クラシコ
14−15シーズン第9節:3−1[ボール支配率42−58%、シュート本数18−16(枠内6−5)]
15−16シーズン第12節:0−4[ボール支配率44−56%、シュート本数13−18(枠内7−7)]
16−17シーズン第33節:2−3[ボール支配率42−58%、シュート本数22−16(枠内14−9)]

直近3シーズン、レアルのホームで行われた「エル・クラシコ」は、ロス・ブランコスの1勝2敗という成績になっている。

レアル・マドリーは14−15シーズンからカルロ・アンチェロッティ、ラファエル・ベニテス、ジネディーヌ・ジダンと、ホーム戦のエル・クラシコを率いた監督は毎シーズン異なる。今季はジダンが率いて2度目となるホームの一戦だ。

一方のバルセロナは過去3シーズンともにルイス・エンリケ前監督が指導しており、今シーズンからエルネスト・バルベルデがチームを指揮。陣容は毎シーズン異なるが、チームの特性や主力選手は現在と大きく変わらない。

過去3シーズン、「サンティアゴ・ベルナベウ」での試合は両チームとも決定機を多く創出しており、シュート本数で大差が付いている試合は皆無となっている。

同様に23日も、ホーム戦ながら激しいプレスを仕掛けショートカウンターから決定機に持ち込もうとするレアル・マドリー、ボールポゼッションで優位に立ちながらパスワークで相手守備網のズレを狙い、局面打開を狙うバルセロナ、という構図になるいうのが大方の予想である。

今回のホーム戦でレアルは、タイトルレースに踏みとどまる上で絶対に負けられない窮地に陥っている。

バルセロナが勝ち点42でリーグ首位に立っている一方、レアルは勝ち点31の4位。クラブ・ワールドカップ参戦のため1試合消化が少ないものの、前半戦がほぼ終了した中で逆転優勝が危うい差でもある。

もし今回のホーム戦で敗れることになれば、勝ち点差は14に広がってしまう。そうなると、レアルのリーガ連覇は厳しいものになるだろう。

両者ともに勝利を目指す上で、まずは「失点をしない」ことを優先することになるだろう。しかし、序盤こそ慎重な入りをしたとしても、「エル・クラシコ」というカードはピッチ全体で常に激しいマッチアップが行われ、個人技と組織力、戦術などあらゆる要素をフル活用した激闘になることは間違いない。

世界が注目する一戦、レアル・マドリーvsバルセロナは日本時間23日21時キックオフ。この開催時間は、日本のサッカーファンにとって視聴しやすい時間であることは朗報だ。

現代サッカー界最高峰の戦い「エル・クラシコ」は、サッカーファンなら両チームのサポーターならずとも、注目すべき至高の一戦。この戦いを目撃しない手はないはずだ。

文:千葉正樹(フリーエディター&ジャーナリスト)

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