17日に2020-21シーズンのコパ・デル・レイ決勝アスレティック・ビルバオ対バルセロナが行われ、4-0で勝利したバルセロナが3年ぶり、通算31回目の優勝を果たした。

21世紀に入ってから決勝で4回目の対戦と、コパのクラシコと称せるアスレティック対バルセロナ。過去3回はいずれもバルセロナの優勝で幕を閉じたが、アスレティックは昨季コパでバルセロナを敗退に追いやり、さらに今季スーペル・コパでも彼らとの決勝を制している。バルセロナは今季のタイトルを確保するためにも勝ちたい一戦であり、アスレティックは2週間前に行われ、レアル・ソシエダに敗れた昨季決勝のリベンジをはかりたいところだ。

試合は3-1-4-2のバルセロナが4-4-2のアスレティックを相手にボールを保持して、一方的に攻め続ける展開。バルセロナのボールポゼッション率は昔を思わせるほど高く、まさにワンサイドゲームの様相を呈した。が、今季ひきずり続け、そのツケを払ってきた決定力のなさは相変わらず。フレンキー・デ・ヨング、グリーズマン、メッシらは迎える決定機を決め切ることができず、83%という凄まじいポゼッション率をスコアに反映できないまま前半を終えた。

後半、相変わらずボールを保持し続けるバルセロナは、60分にようやくスコアを動かすことに成功。決めたのは、元レアル・ソシエダのグリーズマン。メッシのスルーパスからF・デ・ヨングが右サイドを突破してグラウンダーのクロスを送り、フランス代表FWがこれを押し込んだ。グリーズマンにとっては、これがアスレティック戦の通算12点目。

グリーズマンが缶切りの役目を果たしたバルセロナは、ここからゴールラッシュを見せた。まず63分、左サイドを抜け出したジョルディ・アルバのクロスから、今季果敢な飛び出しで成果を挙げてきたF・デ・ヨングがヘディングシュートで加点。そして、これがバルセロナの選手として戦う後の決勝ともささやかれるメッシが、立て続けにゴールを決める。

バルセロナ主将は68分、F・デ・ヨングの縦パスをペナルティーエリア内で受けると、鋭いフェイントからシュートを決め切って1点目。さらに73分には相棒J・アルバのマイナスのクロスをトラップし、グラウンダーのシュートで再びGKウナイ・シモンを破った。メッシがバルセロナ選手として臨む決勝はこれが34試合目となるが、その大舞台で30得点を記録したことに。さらに2020-21シーズンの公式戦得点数は30得点となり、13シーズン連続で30得点の壁を打ち破っている。

クーマン監督は3-0とした後、デスト、ピケ、ペドリを下げてセルジ・ロベルト、アラウホ、イライクスを投入。86分にはグリーズマンがU・シモンをかわしてボールを無人のゴールに流し込んだが、これはオフサイドの判定で得点とは認められなかった。

クーマン監督は終盤にミンゲサとグリーズマンも下げてデンベレ、ブライトバイテをピッチに立たせる。その後はアスレティックの意地の攻撃を受けることになったが、堅守を見せて無失点のまま試合終了のホイッスルを迎えている。クーマン監督率いるバルセロナは今季、少なくとも1タイトルを手にし、これからラ・リーガ逆転優勝を目指すことになる。対してマルセリーノ監督率いるアスレティックは、コパ決勝を立て続けに落とすという、極めて辛い経験をすることになった。