ローマのスタッフの一員となることを決断したフランチェスコ・トッティは17日、公式ローマチャンネル『ローマTV』のインタビューにおいて、現役最後となった5月28日を振り返った。

今夏の移籍市場において、J2東京ヴェルディやマイアミなどからオファーが届いていたが、トッティは現役を退くことを決断し、ローマ一筋を貫いた。このため5月28日に行われたローマでの最終戦、ジェノア戦がトッティにとって現役最後の試合となった。

「僕のキャリアの最後となった2017年5月28日は、自分にとって大切な人生の1コマとなり、物凄く心に響いた。この日の思い出をずっと忘れないでいたい。あの日の僕の気持ちや感情を誰かに説明するのは難しいだろう。あの日、あの試合が終わってほしくなかった。僕にとってはあまりにも大切で意味のある試合で、とても感慨深いものがあった。ローマでの25年間、それ以上の歴史の詰まった集大成と言えた」

■サッカーは情熱、すべてを体現

トッティは自身にとって、サッカーがすべてであり、特別な存在であったと説明している。

「ピッチが僕にいろんなことを与えてくれた。来る日も来る日も僕に愛情を注いでくれた皆に応えられるよう努力してきた。サッカーは僕の情熱であり、すべてだ。それは喜びでもあり、友情もあり、ゴールを決めることでもあり、新たな出会いもあった。僕の心の琴線に触れる何か大切なものなんだ」

第2の人生に向けて、現役時代から資格を取得するなど準備を始める選手もいるが、トッティは最後の日までピッチでのプレーに集中していたことを明かした。

「現役の時からすでにピッチの外での新たなキャリアを考え始める人もいるが、僕は5月28日まで、ピッチのことしか考えていなかった。これからはスタイルを変えて、新たな任務について考えていく。ワクワクしている」

そして最後に、自身のクラブでの役職について問われると、「僕の名刺になんて書いてあるかって? フランチェスコ・トッティ、ASローマだよ」とユーモアを見せた。また「今まで通り、フランチェスコ」と呼んで欲しいと話している。