ボルシア・ドルトムントに所属するトルコ代表FWエムレ・モルは、近々インテルへと渡る流れとなっている。

今夏のアジアツアーで行われた浦和レッズとの親善試合で2ゴールを決めるなど活躍を見せたモル。デンマーク育ちの若きドリブラーは「北欧最高の逸材」「トルコのメッシ」などと高い評価と大きな期待とともに昨夏にドルトムントへ加入したが、チームプレーの点で成長が見られなかったため、クラブは手放す決断を下したとされる。

そして、主にイタリア方面からの興味が伝えられると、先日にはイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』ではモル獲得に向けてインテルは選手側、ドルトムントとも合意に至ったと報じられたところ。だが『Goal』が選手の周辺から得た情報によると、少なくとも現地時間8日においてインテル移籍はまだ決定していなかった。

これまでのクラブ間の交渉では完全移籍での放出を求めるドルトムントに対し、インテルは買い取りオプション付きの1年間のレンタルを希望。ドイツ誌『キッカー』によると、買い取りオプションが少数の出場で行使となる買い取り義務に近い格好のレンタルでその交渉のネックを解消することになるという。またレンタル料込みの取引総額は1500万〜2000万ユーロ(約19億5000万〜26億円)と伝えられている。

従って今後インテルに向かう可能性は依然として高いと見られるモルだが、レンタルが終了してもドルトムントに復帰する可能性もほとんどないとのこと。ドルトムントは獲得当時にほれ込んだはずのドリブラーに対して将来性を見込んでいないのか、それとも選手側が“完全”に退団することを望んでいるのだろうか。