31日のラ・リーガ第8節、アルフレド・ディ・ステファノでのレアル・マドリー対ウエスカ は4-1でレアル・マドリーが勝利した。ウエスカ FW岡崎慎司は、負傷のためこの試合を欠場している。

前試合ボルシアMG戦のハーフタイムで、ベンゼマがメンディに対して「(ヴィニシウスに)ボールを渡すな。あいつは相手の恩恵になるプレーをしている」と話しかけている場面が公となり、ピッチ外で喧騒が起こっているマドリー。この件について「そういうことはよくある」と話していたジダン監督は、今回はヴィニシウス をベンチスタートとして、GKクルトワ、DFルーカス・バスケス、ミリトン、セルヒオ・ラモス、マルセロ、MFバルベルデ、カセミロ、モドリッチ、FWアセンシオ 、アザール、ベンゼマをスタメンで起用している。

マドリーは立ち上がりからボールを保持して、岡崎欠場のウエスカ の陣地に攻め込んでいく。ポゼッションを信条としながらラ・リーガ1部でより柔軟なフットボールを実践するウエスカ は、堅守ベースの速攻からゴールを狙った。

アトレティコ・マドリー戦でスコアレスドローを実現したウエスカ の守備は統率が取れており、マドリーにとっても一筋縄ではいかなかったが、負傷明けで今季初先発のアザールが個人技でもってそれを無効化する。39分、バルベルデのパスをアタッキングサードで受けたベルギー代表MFは、マークにつくケレチを巧みな反転でかわして前を向くと、利き足ではない左足を一閃。アウトサイド回転のかかった地を這うボールが、アンドレスの横っ飛びから逃げるように枠の左に突き刺さった。

アザールはマドリー加入後24試合目で2ゴール目。初ゴールからは1年と26日が経過している。マドリーは前線の選手が無慈悲に大砲をぶっ放す光景が渇望され続け、BBC(ベンゼマ、ベイル、クリスティアーノ・ロナウド)時代を思い起こさせる懐かしさもあった。

正真正銘のゴラッソで先制したマドリーはさらに45分、L・バスケスのクロスをファーで受けたベンゼマが厳しい確度から左足のシュートを決め切って加点。2-0で試合を折り返すと、54分には速攻からベンゼマとアザールの連係で一気にペナルティーエリア内まで突き進み、ベンゼマの横パスからフリーのバルベルデが3点目を記録している。

52分にL・バスケスに代えてメンディを入れていたジダン監督は、63分にアザール、バルベルデ、アセンシオ も下げてロドリゴ、ヴィニシウス 、イスコもピッチに立たせる。するとその直後、ドリブルを仕掛けたヴィニシウスのクロスにベンゼマが右足で合わせた。が、地面に叩きつけられたボールは惜しくもクロスバーを越えていった。ヴィニシウスのこの試合のファーストプレーは、皮肉と言うべきか「ボールを出すな」と言っていたベンゼマへのお膳立てとなったわけだが、フランス人FWはシュートの直後にブラジル人FWを見ながら笑っていた。

マドリーはその後、74分にラファ・ミルのアシストからフェレイロに1点を返されるも、90分にダメ押し弾。マルセロがクロスをロドリゴが頭で落とし、このボールをベンゼマが枠内に押し込んだ。マドリーは3点リードを維持したまま試合終了のホイッスルを迎え、クラシコに続く勝利を果たしている。

マドリーはここまでの成績を5勝1分け1敗として、勝ち点16で暫定首位に位置している。一方、5分け3敗とまだ勝利がないウエスカ は、勝ち点5で降格圏の18位に沈んでいる。