3日のリーガ・エスパニョーラ第30節、レアル・マドリーは敵地メスタージャでのバレンシア戦を1-2で落とした。

ジダン監督復帰から内容は万全でなくとも連勝を果たすレアル・マドリーが今回対戦するのは、シーズン序盤から中盤にかけてつまずきながらも、そこから浮上してチャンピオンズリーグ(CL)を射程圏内に捉え始めたバレンシアだ。フランス人指揮官はGKケイロール・ナバス、DFオドリオソラ、ヴァラン、セルヒオ・ラモス、マルセロ、MFモドリッチ、カセミロ、クロース、FWルーカス・バスケス、ベンゼマ、アセンシオをスタメンとして起用している。

4−3−3のシステムを採用するレアル・マドリーは立ち上がりからボールを保持したものの、4−4−2を敷くバレンシアの堅守を破るには至らず。中央は完全にふさがれ、サイドから切り崩そうともするもシュートまで持ち込むことができない。

するとバレンシアが速攻から牙を剥き、35分に先制点を獲得した。ペナルティーエリア手前のグエデスがソレールとのワン・ツーでエリア内に侵入。右足のシュートでネットを揺らしている。メスタージャはこのゴールから一層盛り上がり、愛するチームを後押し。レアル・マドリーは打開のアイデアないまま、ハーフタイムを迎えることになった。

後半も状況は変わらず、レアル・マドリーがボールを保持して攻め込み、バレンシアが鋭い速攻から応戦。牙を深く食い込ませていくのも変わらずバレンシアだった。53分、ソレールがペナルティーエリア内に侵入してK・ナバスと1対1となるが、シュートはコスタリカ代表GKがセーブ。61分にはロドリゴもシュートまで持ち込むも、これは枠を外れている。

ジダン監督は64分に交代カードを2枚切り、クロース&アセンシオとの交代でイスコ&ベイルを投入。バレンシアに在籍していた過去を持つイスコは、反レアル・マドリー感情が旺盛なメスタージャの観客からブーイングを受けながらピッチに入っている。レアル・マドリーはその後、バレンシアの最終ラインを引き下げてクロス中心の攻撃を展開した。その一方でバレンシアのマルセリーノ監督は72分にグエデスをチェリシェフに代え、先制点をもたらしたグエデスはスタンディングオベーションを受けながらベンチに下がっている。

ジダン監督は78分にL・バスケスとの交代でマリアーノを入れ、ペナルティーエリア内のシュート要員を増やす。しかしながら、その次のゴールを決めたのもバレンシアだった。83分、パレホが蹴った左CKからファーサイドのガライがヘディングシュートを突き刺している。驚異的な熱狂に包まれるメスタージャで、レアル・マドリーは93分にベンゼマがヘディングシュートで1点を返すが、反撃はここまで。ジダン監督は復帰後3試合目にして初黒星を喫することになった。

ジダン監督復帰後、3試合目にして初黒星を喫したレアル・マドリーは、前日にビジャレアルと引き分けた首位バルセロナに勝ち点13差、ジローナに勝利したアトレティコ・マドリーに勝ち点5差をつけられた。ここ12試合6勝6分けと負けなしの5位バレンシアは、CL圏4位ヘタフェに勝ち点1差まで迫った。

■試合結果
バレンシア 2-1 レアル・マドリー

■得点者
バレンシア:グエデス(35分)、ガライ(83分)
レアル・マドリー:ベンゼマ(93分)