現地時間6日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)準決勝はセカンドレグが行われ、ローマはホームのオリンピコにマンチェスター・ユナイテッドを迎えた。

ホームでのファーストレグを6-2という大差で逆転勝ちしたユナイテッドは、余裕を持って迎えたこのセカンドレグで大幅なターンオーバーを敷くことが予想されたものの、蓋を開けてみればスタメンの変更は3人のみ。グリーンウッド、ファン・デ・ベーク、バイリーが先発で起用された。

一方、奇跡の逆転突破に一縷の望みを懸けるローマは、ペドロが攻撃陣に加わり、立ち上がりから積極的な入り方を見せる。開始わずか3分、左サイドからのFKをマンチーニが受けてシュートを放つも、至近距離からのボレーはGKデ・ヘアが素晴らしい反応でセーブ。いきなりのピンチを救う。

ユナイテッドの反撃は20分、フレッジの浮き球パスに抜け出したカバーニが、GKの位置を確認してループシュート。しかし、これはわずかにクロスバーを越える。26分にはカウンターからB・フェルナンデスのスルーパスに絶妙なタイミングで抜け出したカバーニがエリア内右から右足を振り抜くも、強烈なシュートはGKミランテが横っ飛びではじきCKへと逃れた。

28分にはローマにアクシデントが発生。スモーリングが自らボールをピッチの外に蹴り出し、ダルボエとの負傷交代を強いられた。ファーストレグでは前半だけで負傷により交代枠を3枚を使い切ったローマにとっては嫌な空気が漂うが、直後に右サイドを抜けたペドロのクロスを、ゴール前に飛び込んだムヒタリアンが頭で合わせる。しかし、この決定機をゴール左へと外してしまう。

34分にはペッレグリーニのシュートをGKデ・ヘアが正面ではじき返し、35分にはペッレグリーニのFKをマンチーニが頭で合わせるも再びGKデ・ヘアが立ち塞がる。

何度もチャンスを作るものの決めきれないローマに対し、ユナイテッドは39分にカウンター。フレッジからのラストパスに抜け出したカバーニが、GKミランテとの1対1を制してユナイテッドが先制。この試合、自身3度目の決定機をモノにしてみせた。

これでトータルスコアを7-2として決勝進出を決定付けたユナイテッドに対し、ローマも諦めずにゴールを狙うが、ジェコのポストプレーからペッレグリーニが抜け出すも、至近距離からのシュートはまたもデ・ヘアがセーブ。ユナイテッドが1点をリードしたまま試合を折り返した。

後半、ワン=ビサッカとショーを下げてブランドン・ウィリアムスとテレスを投入したユナイテッドは48分、自陣ペナルティーエリア内でマグワイアの手にボールが当たるが、ここはノーホイッスル。

それでも57分、ペナルティーエリア左を抜けたムヒタリアンの折り返しを、ファーサイドのペドロがボレーで叩きつける。これをゴール前のジェコが頭で押し込み、ローマが同点に追いつく。

意地のゴールを挙げたローマは、さらに60分、高い位置でボールを奪い返すと、クリスタンテがすかさず右足を一閃。強烈なシュートがゴール左へと突き刺さり、ローマが2-1としてトータルスコアは4-7に。

続く61分には右クロスをニアサイドに飛び込んだジェコが頭で合わせるが、GKデ・ヘアが素晴らしい反応ではじき、こぼれ球をペドロが押し込むも再びデ・ヘアがブロック。62分にもペドロの折り返しをニアサイドでペッレグリーニが合わせるが、デ・ヘアがまたも神懸かり的なセーブで防いでしまう。

再三のピンチをしのいだユナイテッドは68分、ペナルティーエリア手前左でボールを受けたB・フェルナンデスがエリア内右に浮き球のパスを送ると、絶妙なタイミングで抜け出したカバーニが頭で合わせ、ユナイテッドが2-2の同点に追いつく。これでトータルスコアは8-4。

73分にカバーニを下げてラッシュフォードを投入したユナイテッドに対し、ローマも76分にジェコとペドロを下げてマジョラルとザレフスキーを投入。ザレフスキーはこれがデビュー戦となる。

すると83分、左クロスをエリア内右で受けたザレフスキーがボレーで捉えると、DFに当たってコースの変わったシュートがGKデ・ヘアの股を抜けて決まり、ローマが3点目を挙げる。

しかし、ローマの反撃もここまで。ファーストレグの大敗から意地の猛攻を見せたローマだったが、GKデ・ヘアの好守もあり逆転突破は叶わず。ユナイテッドが2試合合計8-5で、優勝した2016-17シーズン以来の決勝進出を果たした。

■試合結果
ローマ 3-2 マンチェスター・U
(2試合合計5-8)

■得点者
ローマ:ジェコ(57分)、クリスタンテ(60分)、ザレフスキー(83分)
マンチェスター・U:カバーニ(39分、68分)