ドルトムントが復権を果たすためには、この男の力が欠かせない。

マリオ・ゲッツェ。2010−11シーズンに9年ぶりのブンデスリーガ制覇と、翌シーズンの2冠をクラブにもたらした男である。

バイエルン・ミュンヘンへの移籍を経て2016年にドルトムントへ復帰。しかし、昨シーズンはケガに苦しみ、持てる力を100%発揮することができなかった。

新たに迎えるシーズンを、彼はどのような気持ちで迎えるのか? 『Goal』に対し、その胸中を明かしてくれた。

※第1回 「ゲッツェ、復活への手応えは?初来日で明かした天才の“今”」はこちら

■シンジとプレーするのはスーパーだ

――今年からドルトムントは新しい指揮官を迎えました。ボス監督はどんな人物ですか?

すごくポジティブな印象を受けた。とてもオープンな人だし、哲学も気に入っている。コーチ陣を含めて、とても共感できるんだ。彼のアイデアを実行できれば、とても大きなアドバンテージになると思う。僕たちに喜びを与えてくれる存在になるんじゃないかな。

(新体制になって)まだ一週間しか経っていないけど、どのようにプレーしていくかはもう共有できているんだ。僕にとってもチームにとっても良いことだし、これからが楽しみだよ。

――具体的にどんなスタイルを目指しているのでしょう?

彼はポゼッションを高めて速いパス回しをして、(守備のときには)ボールを早く奪い返すことを望んでいる。一つ一つのプレーやビルドアップの部分でミスを減らすこと、攻守の切り替えについても話しているね。とにかくこれからが楽しみだよ。

――そんな中で、プレーしたいポジションはどこになりますか?

システムによるかな。4−3−3の場合、8番が一番居心地がいい。フォーメーションによるけど、8番、もしくは10番の位置かな。その2つが一番好きだね。相手のラインの間、中央でプレーしたい。そこが一番居心地良くて、一番得意なんだ。

――あなたと同じ中盤の攻撃的なポジションには香川真司選手がいます。今まで彼とともにタイトルを勝ち取ってきましたが、新体制ではどんな連係を目指していきますか?

誰がプレーするか、どんなシステムで戦うかは監督が決めることだ。でもシンジが素晴らしい選手で、僕と似たような考えを持っていることは知っている。僕たちはショートパスをつなぐサッカーが好きだから、一緒にプレーしたいんだ。シンジとプレーするのはスーパーだよ。安心できるんだ。ピッチ上では見ていなくても分かり合える。あとはそうだな、二人とも守備を好んでいないところも共通しているね(笑)。

――(笑)。香川選手は先日、契約延長を発表しました。その点については?

直接伝えてくれたよ。僕にとってもチームにとっても良いことだ。主力選手が契約を延長するんだからね。これからも僕たちに喜びを与えてくれると思うよ。

※第3回に続く

インタビュアー=ミムラユウスケ

■マリオ・ゲッツェ独占インタビュー掲載予定

第1回  ゲッツェ、復活への手応えは?初来日で明かした天才の“今”

第2回  ゲッツェが語る“似た者同士”香川真司との共通点とは?

第3回  マリオ・ゲッツェが明かす「今季の目標」「優勝の可能性」