バイエルン・ミュンヘンのカルロ・アンチェロッティ監督が7日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、新シーズンを迎えるセリエAについて自身の見解を述べた。

ユヴェントスやミラン、チェルシー、パリ・サンジェルマン(PSG)、レアル・マドリーなど各国の強豪クラブの監督を務めた経験を持つ名将アンチェロッティがセリエAの新シーズンの行方を占った。

■熱気が戻ってきたミラン

今夏、総額2億1100万ユーロ(約275億円)に上る資金を投じ、DFレオナルド・ボヌッチら10選手以上を獲得したミランについては、自身が指揮を執りスクデットを制した黄金期のような盛り上がりに期待を膨らませている。

「熱気が戻ってきたのを見るのは嬉しい。ヨーロッパリーグ(EL)予選の試合でサンシーロは超満員だった。良い兆しだ。皆、ミランに飢えていたんだ」

ミランの指揮官ヴィンチェンツォ・モンテッラは、大部分を占める新加入選手に戦術を浸透させ、チームとしてまとめ上げなければならないという難しい課題を抱える。

「とにかく彼に時間を与えて、最初の敗北で十字架を背負わせたりしないことだ。豪華なランチは30分では準備できないよ」

■本命はユーヴェ、インテルは監督が収穫

昨シーズン、6連覇という偉業を成し遂げたユヴェントスについては、主力のボヌッチが抜けたものの、「ビアンコネーリは守備の安定が不可欠だ。長年、勝利を飾れたのも守備陣のおかげだ。6年連続でリーグを制したのだから、もちろん今年も本命だ」と述べ、守備さえ整えば優勝候補の筆頭であると考えている。

一方、昨シーズン後半の不調が響き、チャンピオンズリーグ(CL)やEL出場権を逃したインテルについては、「(ルチアーノ)スパレッティは素晴らしい監督だ。選手たちのやる気を引き出せるだろう。彼こそがインテルの付加価値だ」と、指揮官のスパレッティこそが今夏の収穫であるとした。

続いて、自身も現役時代に所属した経験のあるローマについては、リヴァプールへ移籍したFWモハメド・サラーや現役引退を表明したフランチェスコ・トッティの影響を懸念し、「サラーの穴は感じられるだろう。それに今年からはロッカールームにトッティがいない。どうなるだろうか」と述べている。