ドイツ人指揮官のラルフ・ラングニック氏が、20日付のイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、破談に終わったミランとの交渉を振り返った。

ミランはシーズン終盤の快進撃を経て、昨年10月からチームを率いていたステファノ・ピオリの続投を決めた。しかし、クラブは直前まで数カ月にわたって来シーズンに向けて監督兼ディレクターのラングニック氏の招へいを検討。就任は確実であるとみられていただけに大きな反響を呼んだ。

■ピオリは続投にふさわしい

その当事者であるラングニック氏がイタリア紙のインタビューに応じ、交渉が昨年秋からスタートしていたことを明かしつつ、ピオリの手腕を評価した。

「(打診を受けたのは)チームが降格圏まで3ポイント差と難しい状況にあった10月末のことだ。チームはリーグ再開後に最も良いパフォーマンスを示した。そこで監督を交代するのは賢明でもないし、リスペクトを欠くことになる。ピオリは人間性を含めて続投にふさわしかった。私は、彼が常にインタビューにおいて目標に集中している姿勢を評価した。しかし、この選択が中期的または長期的な視点において正しいかどうかは別の問題だろう」

続いてラングニック氏は、次期監督兼ディレクターの座を巡って交渉を行っていた自身に対し、批判的な見解を示していたテクニカルディレクターのパオロ・マルディーニ氏に言及した。

「人生における私のルールはこうだ。自分が個人的に知らない人物について話さないということ。マルディーニは選手としてまさに偉大な真のレジェンドだった。しかし、私はディレクターとしての彼のことを知らない。ただ外部の者として、オーナーが近年の投資に対する結果に満足しているかどうかを問うことはできる」

■ミランは改革を求めていた

ラングニック氏がミラン監督に就任していた場合、若手を中心としたチームへと変革が行われることが予想されており、今シーズンのミランに変化をもたらした38歳のFWズラタン・イブラヒモヴィッチも退団が既定路線であると見られていた。

「ミランはなぜ私を求めたのか?それは改革を求めていたからだ。私は成長を追求するので、若手選手の方が短期間でより多くを学べる。38歳の選手に固執するのは私のスタイルではない。それは彼らが上手くないからではない。もちろんイブラは上手い。しかし私は才能を引き出し、価値を作り上げることを好む」

「私にとってイブラや(シモン)ケアーを中心とするのは意味のないこと。それでもこれは私の考えであり、正しいとか間違いとかではない。単純に考え方が違うということ。イブラは私のことを知らないと言っていたが、間違っていない。お互いに話したことがなく、私も彼のことを個人的に知らないからね」