スペインのスポーツ紙『マルカ』が、レアル・マドリー時代のジョゼ・モウリーニョ監督が、MFペドロ・レオンを干した真相を報じている。

「彼はジダンでもマラドーナでもないんだぞ」。2010〜2013年にマドリーを率いたモウリーニョ監督は2010-11シーズン、あるチャンピオンズリーグの試合前会見で、当時期待の若手だったP・レオンを招集外とした理由を問われて、こう声を荒げた。『マルカ』は今だから語れる話として、モウリーニョ監督がP・レオンを起用しなくなった理由を記している。

曰く、モウリーニョ監督とP・レオンの関係はその会見の3日前、アウェーでのレバンテ戦で決壊した。マドリーは同点で試合を進めており、モウリーニョ監督はP・レオンのアップを命じた。が、ポルトガル人指揮官はその直後に顔を紅潮させて、助監督のルイ・ファリア氏に向けて怒鳴り声をあげた。「しかし、何をしている? 何をしているんだ?」。その怒りの矛先は、コーナーフラッグで体重を支えて、ピッチ上のプレーを見つめるP・レオンに向けられていた。

P・レオンは結局、途中出場を果たして好プレーを披露。しかしながら、そのレバンテ戦をドローゲームで終えたとき、モウリーニョ監督の決意はすでに固まっていた。試合後のロッカールームで、同選手に対して「私のことをからかうな。私はミチェル(P・レオンの前所属ヘタフェの当時指揮官)じゃないんだ」と言い放つと、翌日の練習で全選手を前にして「お前がもうプレーすることはない。私はピッチで全力で尽くす選手たちを必要としているが、君は違う」と宣告した。

モウリーニョ監督はその後、言葉通りP・レオンを一回も起用しなかったわけではない。だが、その後のリーガ第5節から38節まででピッチに立たせたのは、わずか4回のみだった。P・レオンは翌シーズンにレアル・マドリーを去ってヘタフェに復帰。33歳となった現在は、エイバルで主力として活躍している。