ドルトムントが復権を果たすためには、この男の力が欠かせない。

マリオ・ゲッツェ。2010−11シーズンに9年ぶりのブンデスリーガ制覇と、翌シーズンの2冠をクラブにもたらした男である。

バイエルン・ミュンヘンへの移籍を経て2016年にドルトムントへ復帰。しかし、昨シーズンはケガに苦しみ、持てる力を100%発揮することができなかった。

新たに迎えるシーズンを、彼はどのような気持ちで迎えるのか? 『Goal』に対し、その胸中を明かしてくれた。

■僕にとって大事なシーズンに

――開幕節まであと1カ月ですが、現在の調子はどうですか?

まだ練習に入ってから1週間だけど、みんなのコンディションは割といい。当然、もう少し時間が必要だけどね。8月にはバイエルンとのDFLスーパーカップがある。素晴らしいテストが控えているから、それまでにはいいレベルに達していたい。いずれにせよ、いい形で前進できていると思うよ。

まだ練習を開始して7日で、プレシーズンが始まったところだ。これからいいトレーニングをして、うまくやっていけるようにしていくつもりだよ。新しい(ピーター・ボス)監督の哲学、新しいコーチたちが考えるサッカーを実行していくためにね。なるべく完璧にできるよう、みんなで頑張っていくつもりさ。僕自身もチーム全体も、一歩ずつ進んでいければいいと思う。

――先日の試合(※浦和レッズ戦/3−2でドルトムントが勝利)で久々にピッチへ立ちましたね。実に167日ぶりの実戦となりました。

とても嬉しい瞬間だった。5カ月間リハビリを続けていたんだからね。6月に戻ってこれて、チームと一緒に練習できたんだから、なおさらだよ。過去のことを考えても仕方がない。今は前を向き、新しいシーズンを楽しみにしているよ。僕にとって、大事なシーズンになるはずさ。

――起用される前、ボス監督からどんな言葉をかけられましたか?

幸運を祈ってくれたよ。僕が戻ってきて、またプレーできるようになったことを喜んでいると話してくれた。ここ数カ月、僕にとって簡単ではなかったからね。良い瞬間だったよ。

――では改めて、昨シーズン(2016−17)のことをお聞きしてもいいですか? 難しい一年になりましたね。

個人的には簡単に処理できないことがたくさんあった。ただ、チームやクラブはそれらを乗り越えてDFBポカールで優勝した。チャンピオンズリーグ本大会への出場権も確保できた。だから良いシーズンだったと思う。もちろん、僕自身はもっとプレーできれば良かったというのがあるけどね。だからこそ、新しいシーズンを楽しみにしているよ。

――ケガに苦しむ日々であったとも思います。リハビリはどうでしたか?

メニューが組まれ、徐々に負荷を増やしていったんだ。5カ月間、練習を続けてきたということさ。たくさん走り、ジムで動いた。6月にチームに戻れるようにね。実際、実現することができた。今は調子がいいし、プレーも問題ないよ。

※第2回に続く

インタビュアー=ミムラユウスケ

■マリオ・ゲッツェ独占インタビュー掲載予定

第1回 ゲッツェ、復活への手応えは?初来日で明かした天才の“今”
第2回 ゲッツェが語る香川真司との共通点とは?「見ていなくても分かり合える」
第3回 マリオ・ゲッツェが明かす「今季の目標」「優勝の可能性」