サウサンプトンに期限付きで加入した南野拓実にリヴァプールでの将来はあるのだろうか。イギリス『リヴァプール・エコー』が伝えた。

今冬の移籍市場で1年間を過ごしたリヴァプールからサウサンプトンに買取オプションの付帯しない半年間の期限付き移籍を果たした南野。すると、アンフィールドで輝きはおろか、プレー時間すら得ることに苦しんだ同選手だが、新天地ではデビュー戦からいきなりゴールを挙げるなどの好スタートを切った。

そんな日本代表FWの将来について、地元メディア『リヴァプール・エコー』が特集。リヴァプールではこれまでに、ライアン・ブリュースターやナサニエル・クラインなどこれまでに期限付きでクラブから離れた多くの選手が復帰できないまま最終的に他クラブに完全移籍し、さらにハリー・ウィルソンやマルコ・グルイッチらローンで放出された選手たちも将来的にクラブ内に居場所がないと予想される。

一方で、ディヴォック・オリギやダニエル・スタリッジ、ナサニエル・フィリップスと期限付き移籍を経て、リヴァプールにとどまった例外的な選手たちもいる。そんな中、半年間の“武者修行”に出た南野はどのような道をたどるのだろうか。

ユルゲン・クロップ監督は、移籍市場最終日に放出された日本代表FWについて「タクミは素晴らしい選手だが、十分なチャンスを与えられなかった。彼は新たな思考と自信を手にして戻ってくる」と成長を期待。ただし、同指揮官がローン組にこのような言葉を掛けたことはこれが初めてではないため、同選手の将来にはクエスチョンマークがついたままと考えられている。

しかし、南野の将来にとってクラブの現状は追い風になる可能性もある。近年の成功を誇るリヴァプールだが、盤石のフロントスリーを形成するサディオ・マネ、モハメド・サラー、ロベルト・フィルミーノは今年29歳に。若返りを図るためにも何かしらの変化が必要なクラブの状況は、これまでの期限付き移籍組とは異なり、日本代表FWに望みを与えるものだ。

そんな同選手にとって、良い指南役になり得るのがハーヴェイ・エリオット。プレミアリーグ史上最年少でデビューし、2019年夏に入団して以降順調な成長を見せる17歳のイングランド人ウィングは、昨夏に期限付きで加入したチャンピオンシップのブラックバーンで公式戦23試合で4ゴール8アシストと活躍中。クラブ首脳陣もこの活躍に目を細め、将来のエース候補として期待を寄せる。

エリオットがこの活躍を続ければ、マネ、サラー、フィルミーノの将来的な後継者としてリヴァプールでの明るい将来が約束される。そして、同メディアは「このティーンエイジャーとともにリヴァプールでの将来を迎えられるかはミナミノ次第だ」とサウサンプトンでのブレイクを期待した。