18日のリーガ・エスパニョーラ第20節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのセビージャ戦を2-1で制した。

ファイナル・フォー形式でのスペイン・スーパーカップ初王者となったレアル・マドリーが臨む、2020年初のベルナベウでの試合。迎えたのはアウェーでは今季リーガ最高の勝ち点20を獲得しているロペテギ監督のセビージャだ。昨季途中までレアル・マドリーを率いたロペテギ監督の名がアナウンスされると、拍手と指笛が入り混じっていた。

セルヒオ・ラモスを負傷、バルベルデを出場停止で欠くジダン監督は、負傷明けのベンゼマもベンチに置いてGKクルトワ、DFカルバハル、ミリトン、ヴァラン、マルセロ、MFモドリッチ、カセミロ、クロース、FWルーカス・バスケス、ヨヴィッチ、ロドリゴを起用している。

こぬか雨が降るベルナベウで、試合はセルヒオ・ラモスがスペイン・スーパーカップのトロフィーをお披露目してからキックオフを迎えた。レアル・マドリーはボールを保持して攻め込む意思を示したものの、攻撃時4-3-3、守備時4-5-1となるセビージャを相手に苦戦。バルベルデ、ベンゼマがいないことで流麗かつダイナミックな攻撃を実現することはかなわず、フィニッシュはミドルレンジのシュートがメインとなってしまう。かてて加えてモドリッチ、カセミロが放ったそれは前者がGKヴァツリクの正面に飛び、後者は枠を外れた。

対して、レアル・マドリーのアクセントを欠く攻撃を規律ある守備で凌ぎ続けるセビージャは30分、CKからファーサイドのルーク・デ・ヨングがヘディングシュートでネットを揺らす。しかしながらマークについていたミリトンがグデリにファウルで倒されていたと理由で、ゴールは取り消しとなった。前半はスコアレスのまま終了を迎える。

停滞するレアル・マドリーだったが59分、カセミロが待望の先制点を決めた。アタックングサードでボールを保持したブラジル代表MFは、ヨヴィッチにボールを預けてペナルティーエリア内に侵入。ヨヴィッチのヒールによるリターンを受けてゴールエリア右まで入り込むと、ヴァツリクを眼前にループシュートを繰り出してネットを揺らしている。ジダン監督は直後、ヨヴィッチとロドリゴを下げてベンゼマ、ヴィニシウスをピッチに立たせている。

先制したレアル・マドリーだったが64分、セビージャにスコアをタイに戻される。ペナルティーエリア浅い位置でボールを持ったL・デ・ヨングが左足でシュートを放つと、これがクルトワの横っ飛びもむなしく枠の左隅に収まった。

しかしホームチームが同点に甘んじている時間は、長くは続かない。レアル・マドリーが勝ち越し点を決めたのは、失点から5分後のこと。得点者は、またもカセミロだった。モドリッチのパスを受けたL・バスケスがクロスを送ると、ペナルティーエリア内でフリーとなっていた背番号14が、地面に叩きつけるヘディングで再度ヴァツリークを破っている。

ジダン監督は勝ち越しの直後に最後の交代カードを切り、マルセロをメンディーに代える。その後、モドリッチ、ヴィニシウスらが迎える決定機を決め切れなかったものの、セビージャのゴールも許すことなく試合終了のホイッスルを聞き、ベルナベウでの2020年初戦を勝利で飾っている。公式戦ここ17試合無敗(11勝6分け)、リーガここ11試合無敗(7勝4分け)と好調を続けるレアル・マドリーは、翌日にグラナダ戦に臨むバルセロナに勝ち点3をつけて暫定で首位に浮上した。