■リーガ・エスパニョーラ第36節 アトレティコ・マドリー 0−2 エスパニョール

エスパニョール:メレンド(53分)、レオ・バティスタン(77分)

6日のリーガ・エスパニョーラ第36節、アトレティコ・マドリーは本拠地ワンダ・メトロポリターノでのエスパニョール戦を0−2で落とした。

3日前、アーセナルを破ってヨーロッパリーグ(EL)決勝進出を決めた幸福感がいまだ漂うメトロポリターノ。約4年ぶりのタイトル獲得がかかったEL決勝マルセイユ戦を前に臨むリーガは2試合、その最初の一戦は今季の同リーグで初めて土をつけられた相手、エスパニョールである。

フアンフランを負傷、さらにジエゴ・コスタ&アンヘル・コレアを出場停止で欠くシメオネ監督だが、グリーズマン&サウールにも休みを与えてGKオブラク、DFヴルサリコ、サビッチ、ヒメネス、ルーカス、フィリペ、MFビトロ、トマス、コケ、FWガメイロ、フェルナンド・トーレスをスタメンで起用し、最近に何度も試している5−3−2のシステムを採用。約7週間前に左足腓骨を骨折し、脅威的な回復を見せていたフィリペが、ついに復帰を果たしている。

5−3−2のシステムを使用する試合では、ビルドアップがうまく機能しないことが多いアトレティコだが、このエスパニョール戦ではそれがより顕著に表れる。エスパニョールのプレッシングを前にボールをつなぐことができず、最終ラインでパスを回し続ける状況が続いた。また26分にはビトロが負傷し、シメオネ監督はBチームのサネをピッチに立たせる。

完全に攻めあぐねるアトレティコは、今季リーガで15得点を決めているジェラール・モレノのスピードを生かしたエスパニョールの攻撃にも苦慮。30分にはこの背番号7にポスト直撃となるシュートを許し、肝を冷やした。あの脅威的な熱狂が生まれたアーセナル戦と比べて、穏やかな雰囲気のメトロポリターノは、0−0のまま前半終了を迎えている。

シメオネ監督はハーフタイムにテコ入れをはかり、コケに代えてサウールを投入(コケの代わりにキャプテンマークを巻いたのは、アトレティコの選手として臨む試合が、この一戦含めて残り4試合のF・トーレス)。だが、その後も攻撃が停滞する状況は変わらず、53分にはエスパニョールの先制点を許してしまう。ペナルティーエリア内のレオ・バティスタンが受けたボールをヴルサリコがエリア手前に弾き、そこに位置していたメレンドがシュートを突き刺した。アトレティコがメトロポリターノで失点したのは第20節ジローナ戦以来。

ビハインドを負ったシメオネ監督は65分に最後の交代カードを切り、フィリペをガビに代えてシステムをいつもの4−4−2に戻す。が、システムを変えても攻撃を活性化させることはできない。そうして77分には、アトレティコを古巣とするレオ・バティスタンに強烈なシュートを決められ、今季リーガ通算20失点目、メトロポリターノ通算6失点目を喫した。

この失点を受けて、ブーイングの指笛が響くようになったメトロポリターノ。観客はぞろぞろと帰路につき、アーセナル戦とは打って変わって静寂の中で試合は終了のホイッスルを迎えている。アトレティコにとっては、メトロポリターノでのリーガ初敗戦となった。