9日のラ・リーガ第18節オサスナ戦をスコアレスドローで終えたレアル・マドリーだが、どうやら今季は予算や順位などで圧倒的な差をつける格下を苦手としているようだ。

クラシコ、アトレティコ・マドリーとのダービー、チャンピオンズリーグ(C L)・グループステージの最大のライバルだったインテルとの2試合と、今季のレアル・マドリーはビッグマッチと称される試合にすべて勝利してきたが、勝って当たり前とされる試合で勝ち点を獲得し損ねている。

最初に兆候が見られたのはラ・リーガ第6節の昇格組カディスとの試合で、0-1の敗戦を喫した。さらにCLでシャフタール・ドネツクとの2試合をそれぞれ2-3、0-2で落とすと、ラ・リーガ第11節アラべス戦にも1-2で敗れて、選手たちが格下相手にうなだれる光景は見慣れたものになった。

こうして12月初旬、ジダン監督の解任論がかつてないほど高まることになったが、そこからCLグループステージ突破やアトレティコとのダービー勝利含め6連勝を果たし、チームは復活を果たしかに見えた。が、彼らの行く手を阻んだのは、またしても質素なチームたちだった……。2020年最後の試合となったラ・リーガ第16節エルチェ戦(1-1)、そして今回の第18節オサスナ戦(0-0)と、マドリーはここ3戦の内2試合で勝ち点2を取り逃している。

今季のレアル・マドリーが苦手としている格下は、ゴール前まで引いて守備ブロックを形成するチームだ。そうしたプレースタイルを実践する相手には、中盤でボールを回せるもののフィニッシュフェーズまで持ち込めないか、持ち込めたとしても確度のないシュートで終わる場面が目につく。一方で、エルチェ戦とオサスナ戦の間に行われたセルタ戦(2-0)が顕著な例だが、相手がボールを保持して攻め込むチームであればMFトニ・クロース&MFルカ・モドリッチが中盤を制圧して、トランジションを生かしてゴールを決めることができる。

引いて守る相手をどう崩すか……。今季のレアル・マドリーがタイトルを獲得するため、とりわけラ・リーガ連覇を果たすためには、これが大きな課題となりそうだ。なおラ・リーガ第18節終了時点で、レアル・マドリーは勝ち点37で2位に位置。3試合消化が少ない首位アトレティコ・マドリーとの勝ち点差は、1となっている。