「コネ入団」と報じられているミランのGKアントニオ・ドンナルンマは「ピッチで答える」と意気込みを語った。イタリア紙『コリエレ・デラ・セーラ』が17日、伝えている。

アントニオは18歳のGKジャンルイジ・ドンナルンマの兄として知られており、ミランの下部組織出身の選手だ。今夏、弟の契約延長の付帯条件として、ギリシャのアステラス・トリポリスから加入した。年俸は100万ユーロ(約1億3000万円)と恵まれた契約の上、実績では上回る40歳のGKマルコ・ストラーリを差し置き、第2GKの地位を獲得したことで物議を醸した。コネ入団ではないかとの意見に対し、アントニオはピッチで答えを出すことを約束した。

「僕からは回答を控える。だがその答えはピッチで出せるはずだ。(ミランを)去った日からずっと戻って来られる日を待ち望んでいた。セリエBでプレーして経験を積んだが、2度の肩の故障でストップせざるを得なかった。でもミラン復帰は常に僕の夢だった。自分の状況がジージョの決断に影響したとは思わない。彼はずっと前から残留を決断していたし、自分の交渉は別の話で、後から出てきたものだ」

またアントニオは弟ジャンルイジの契約更新に至るまでの舞台裏について明かしている。

「騒動における僕の役割? 僕は兄としてふるまっただけだ。ジージョにアドバイスを求められたけど、彼はいつも“ミランに残りたい”と僕には話していた。僕は彼に対して自分の思うようにするべきだと伝えた。6月15日にオファーを拒否したが、これは僕も含め誰も想像していなかった。僕が知っている限り、答えはU-21ヨーロッパ選手権終了後に出すはずだった。今回の経験を通じて人間としてまたプロ選手として成長できるだろう」

最後にアントニオは、レギュラーの座を勝ち取っていたアステラスを離れ、ミランで弟の控えGKとなることを選んだ理由を明かした。「イタリアに戻りたかった。1月には父親になるんだ。僕とパートナーのステファニアはここで僕らの息子を育てたい」と説明している。18歳のジャンルイジも間もなく叔父になるようだ。