18日のラ・リーガ第5節、アトレティコ・マドリーは本拠地ワンダ・メトロポリターノでのアスレティック・ビルバオ戦をスコアレスドローで終えた。

ビジャレアル戦(2-2)、そして先週ミッドウィークのポルト戦(0-0)とメトロポリターノで勝利から遠ざかっているアトレティコ。負傷によってレマルとコケを欠くシメオネ監督はさらにルイス・スアレスをベンチに置き、GKオブラク、DFサビッチ、ヒメネス、エルモーソ、MFロディ、デ・ポール、コンドグビア、マルコス・ジョレンテ、トリッピアー、FWアンヘル・コレア、そしてグリーズマンをスタメンとして3-5-2のシステムを使用している。

マルセリーノ監督率いるアスレティックとの対戦は予想通り手堅いものに。アトレティコ、4-4-2のアスレティックともに堅守が光り、チャンスをほとんど生まれない。アトレティコは右インサイドハーフ、M・ジョレンテのスピードを生かした縦への突破が目立ったものの、15分に彼が折り返したボールからグリーズマンが放ったシュートはイニゴ・マルティネスに弾かれる。

対するアスレティックは41分、ビビアンのロングボールからイニャキ・ウィリアムスが抜け出しシュートを放ったが、これは惜しくもクロスバーの上へ飛び、さらにオフサイドの判定となった。前半はスコアレスのまま終了。なおこの試合で先発を果たしたラウール・ガルシアはラ・リーガ1部の通算出場数を533試合に伸ばし、マノロ・サンチス氏と並んで歴代6位タイに。試合前の選手紹介アナウンスでその名が呼ばれた際、アトレティコのサポーターたちはかつて在籍した彼にあたたかな拍手を送っている。

後半、アスレティックは49分にヒメネスのマークをかわしたI・ウィリアムスがそのままオブラクとの1対1に臨んだが、シュートは精度を欠いて枠の右に外れる。対するシメオネ監督は54分、コンドグビア(負傷した模様)、ロディ、また不発のグリーズマンを下げてL・スアレス、カラスコ、エレーラを投入。さらに61分にはA・コレアとの交代でジョアン・フェリックスもピッチに立たせ、停滞し続けた攻撃に大きな変化を加えた。が、相変わらずアスレティックの守備は堅い……。

そして、ここから怒涛の展開が待ち受けていた。アトレティコは74分に仕掛けたカウンターからM・ジョレンテがフィニッシュまで持ち込んだものの、グラウンダーのミドルは惜しくも右ポストに直撃。シメオネ監督はその2分後、トリッピアーを下げてクーニャ投入してさらに攻勢を強める。が、その1分後にはJ・フェリックスの一発退場によって数的不利となった。

J・フェリックスの退場劇について説明すると、ベンセドルにユニフォームをつかまれたポルトガル代表FWは、それをふりほどこうとした際に左腕で相手に打撃を喰らわせたとしてヒル・マンサーノ主審にイエローカードを提示される。信じられない様子のJ・フェリックスは主審に「あんた狂っているのか?」といった言動をして、今度はレッドカードを掲げられた。なおG・マンサーノ主審は、昨季セビージャ対アトレティコでハンドがあったセビージャのゴールを認めるなど、アトレティコ側が不利な判定ばかりされていると主張する審判として有名。

以降、試合はアスレティックのペースで進むが、ビジャリブレが絶好の決定機を逸するなどゴールを決めることはかなわず。数的不利のアトレティコはそれでも、最後までゴールを目指そうとしたが、ラストチャンスと思われた速攻のタイミングでG・マンサーノ主審がすぐさま試合終了のホイッスルを吹いたことで、さらなる抗議をしながら戦いを終えることになった。G・マンサーノ主審率いる審判団は、グリーズマンに向けられるものよりも強烈なブーイングを浴びせられながら、ピッチを後にしている。