29日にU-12クラブチームの国際大会ラ・リーガ・プロミセスの決勝セビージャ対レアル・マドリーが行われ、5-3で勝利したレアル・マドリーが優勝を果たした。レアル・マドリーは先に交通事故で逝去したFWホセ・アントニオ・レジェスの息子、12歳ホセ・レジェスが4得点を決める大活躍を見せている。

6月1日に交通事故によって亡くなったJ・A・レジェスの忘れ形見であるJ・レジェスは、同月にレガネスを離れて、父がかつてプレーしたレアル・マドリーの下部組織に入団。フロレンティーノ・ペレス会長も06−07シーズンのリーガ制覇に貢献したアントニオの忘れ形見に対して「彼が18歳を迎えるまで我々が面倒を見る」と公言したことでも話題となった。

そして29日、アブダビで開催されたラ・リーガ・プロミセス決勝で、父アントニオが下部組織から過ごし、クラブの象徴まで上り詰めたセビージャと対戦し、レジェスJr.が大きな輝きを放った。

7番のユニフォームを着用するJ・レジェスは、まず0-2のビハインドで迎えた19分にCKからレアル・マドリーの1点目を記録する。そして21分にはペナルティーエリア内での巧みなボールコントロールから相手のハンドを誘発し、自らPKを決め切って2点目。さらに25分にはペナルティーエリア手前からの直接フリーキックを決めてハットトリックを達成し、27分には左サイドから内に切れ込んでから4点目も決めた。最終的に5-3で勝利したレアル・マドリーは、ラ・リーガ・プロミセス連覇を果たしている。

大会を通じて6得点を記録したJ・レジェスは、大会得点王及びMVPを受賞。創造性あふれる右利きのストライカーは、左利きの天才MFの血を確かに受け継いでいるようだ。

J・レジェスは決勝のあるゴールの直後、空を指でさすパフォーマンスを披露。亡き父に思いを馳せていた。果たして、セビージャ、アーセナル、レアル・マドリー、アトレティコ・マドリー、スペイン代表などでプレーしてきた偉大なる父の高みまで、到達することはできるのだろうか。