第10節までを消化した2020-21シーズンのラ・リーガで、優勝候補本命に躍り出たのはアトレティコ・マドリーだ。

FWジョアン・フェリックス、FWルイス・スアレス、MFマルコス・ジョレンテを生かす攻撃的スタイルを今季から導入したアトレティコは、快進撃を見せ続けている。

第10節ではシメオネ監督政権下で初めてラ・リーガのバルセロナ戦(1-0)に勝利し、ここまでの8試合で勝ち点を20を獲得して2位に位置(首位に立つのは2節分を先に消化している首位レアル・ソシエダで、バルセロナ戦勝利時点では同勝ち点で並んでいる)。不調に陥っているとはいえバルセロナを下したインパクトは大きく、スペインメディアはアトレティコを優勝候補の本命として捉え始めた。『マルカ』紙はバルセロナ戦翌日の1面で、「アトレティコがラ・リーガ優勝に邁進する」との見出しを打っている。

チーム内でも、今季が2014年以来、クラブ通算11回目の優勝を狙えるシーズンとの意識があるようだ。主将であり、攻撃的スタイルの中で輝きを増しているMFコケは、バルセロナ戦後に次のように語っている。

「マドリーやバルサなど、上のチームが軒並みつまずいている。ラ・リーガで夢を見てはいけない理由があるのかい?」

「でも、落ち着くことが必要だ。僕たちは何もかを成し遂げたわけじゃない。まだ11月だし、5月までに多くの試合をこなすことになる。パルティード・ア・パルティード(試合から試合へ)で進んでいき、どうなるのかを見てみようじゃないか」