サンプドリアに所属する日本代表DF吉田麻也が、クラブとの1年間の契約延長オプションを行使したと地元メディア『プリモ・カナーレ』などが20日、報じている。

吉田は、1月の移籍市場でサウサンプトンからサンプドリアに期限付きで加入。新型コロナウイルスの影響によるロックダウン(都市封鎖)直前に行われたヴェローナ戦で先発してセリエAデビューを果たすと、6月のリーグ戦再開後は8月1日の最終節まで全試合に出場し、チームで重要な立ち位置を築いた。

吉田は所有元サウサンプトンとの契約が今シーズン限りで満了。サンプドリアとの間に条件付きで1年間の契約延長オプションを保持していたが、移籍後10試合以上に出場したことでこの条件を満たし、行使の権利を得ている。

サンプドリアの最終ラインで存在感を示し、一時は降格の危機にあったクラブの残留に貢献した吉田。指揮官のクラウディオ・ラニエリの信頼も得ており、クラブは日本代表DFに対し、契約オプションに定められていた年俸150万ユーロ(約1.9億円)の1年契約ではなく、新たに2年契約を提示していた。しかし新契約では、クラブの財政事情から年俸が100万ユーロ(約1.3億円)以下に設定されたため、吉田側はこれを拒否。当初の1年間の契約延長オプションを行使し、サンプドリアに残留する意向を伝えたとみられる。

イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』の分析によれば、守護神エミル・アウデーロらとともに、新シーズンのチームの中心になると予想されている吉田。ジェノヴァでの今後の活躍は注目されるところだ。