2日のラ・リーガ第8節、ビジャレアルは本拠地ラ・セラミカでのバジャドリー戦に2-0で勝利した。MF久保建英はベンチスタートとなり、62分から出場している。

ラ・リーガのここまでの成績が4勝2分け1敗、ヨーロッパリーグでは2連勝と順調にシーズンを進めているビジャレアル。エメリ監督は3試合連続で先発させていた久保を今回はベンチに置き、右サイドハーフにモイ・ゴメス、左サイドにチュクウェゼ、2トップに9試合8得点と好調のパコ・アルカセル、負傷から復帰したばかりのジェラール・モレノを起用している。

試合前会見で、エメリ監督は最下位のバジャドリーについて「彼らはあんな位置に値するプレーを見せていない」と語っていたが、やはり地力と勢いの差は明らかだった。ビジャレアルはボランチのマヌ・トリゲロスが攻撃を形づくり、バジャドリーを圧倒。先制点を記録したのは、21分のことだった。左サイドを突破したペドラサがグラウンダーのクロスを送ると、ペナルティーエリア内に凄まじい勢いで入り込んだチュクウェゼが左足でボールを押し込んだ。チュクウェゼは今季初得点。ラ・リーガ1部では72試合で9得点を決めている。

ビジャレアルの攻勢は先制後も続き、37分に加点。右CKの場面でニアのパコ・アルカセルが頭でボールを後方に送り、そこにフリーで詰めていたパウ・トーレスが枠内に押し込んだ。その後にはG・モレノがポスト直撃のシュートを放つなど、終始優勢のまま試合を折り返している。

後半に入るとバジャドリーも意地を見せ、ビジャレアルはGKアセンホの好守に頼る場面も見受けられるように。エメリ監督は62分に1枚目の交代カードを切り、チュクウェゼを下げて久保をピッチに立たせる。その直後にはモイのフリーキックからG・モレノがヘディングシュートでネットを揺らしたが、G・モレノが直前にファウルを犯していたとの判定でゴールは認められなかった。エメリ監督はその場面が終わると、左サイドバックのペドラサをエストゥピニャンに代えている。

久保は得意とする右サイドハーフとしてプレー。71分にはラウール・ガルシアに後方からの危険なスライディングで倒されてヒヤリとしたが、幸いにもどこも痛めた様子はなかった。日本代表MFは右サイドからピッチ全体を眺めながら対角線上のパスでゲームをつくるほか、速攻では中央に絞ってフィニッシュに絡むなど、その技術を生かしたプレーを披露。76分にはP・アルカセルに絶妙なスルーパスを出したものの、これはバジャドリーのCBブルーノのタックルに阻まれてゴールにつながらなかった。

確かな技術を披露していく久保だったが、危うい場面もあった。81分にはピッチ中央で3人に囲まれて後方にパスを出したが、これがバジャドリーの9番ヴァイスマンへの絶好のパスになってしまった。ヴァイスマンのシュートはアセンホの正面に飛んで事なきを得たが、失点していれば責任を問われるようなプレーだったことは間違いない。

エメリ監督は83分にP・アルカセル、G・モレノとの交代でジェレミ、バッカを投入。システムを4-2-3-1として、久保を1トップのバッカのすぐ後方に配置した。すると83分、バッカのスルーパスから久保がペナルティーエリア内に抜け出し、GKマシップと1対1に。しかしシュートは、すぐさま眼前まで詰め寄ったバジャドリー守護神の体に当たっている。ビジャレアルは終盤、バジャドリーの猛攻を受けることになったが、2点リードを意地したまま試合終了のホイッスルを聞いた。2試合ぶりの勝利で、勝ち点を15として暫定で3位に位置している。