バルセロナFWネイマールの獲得に向けて動いているとされるパリ・サンジェルマン(PSG)だが、UEFAによるファイナンシャルフェアプレー(FFP)を切り抜けるため、スポンサーを駆使してネイマールとバルセロナの契約解除金を支払う考えのようだ。スペイン『マルカ』が報じている。

PSGのアンテロ・エンリケSD(スポーツディレクター)は、今週にネイマールの父親ジョルダン氏と話し合いの場を持ち、移籍に関して合意に至ったと報じられる。PSGはネイマールとバルセロナの契約解除金2億2200万ユーロを支払った後、同選手と契約を結ぶ考えのようだ。

一方で、バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長は、「ネイマールの契約解除金を支払うということは、FFPのノルマを破るということを意味する」とFFPがあるためにネイマールの移籍は不可能との見解を固辞する。だがPSGには、FFPを切り抜ける策があるという。

『マルカ』曰く、PSGはスポンサーであるオリックス・カタール・スポーツ・インヴェストメントに契約解除金の支払いを負担させることを画策している模様。投資ファンドのオリックス・カタール・スポーツ・インヴェストメントはPSGのスポンサーではあるが、所有者はPSGのナセル・アル・ケラフィ会長であり、実質的には同クラブの一機関だ。

リーガエスパニョーラでは、選手が所属クラブとの一方的な契約解除を望んだ場合、スペインプロリーグ機構(LFP)に契約解除金を預ける決まりとなっている。PSGはオリックス・カタール・スポーツ・インヴェストメントがネイマールとバルセロナの契約解除金2億2200万ユーロを同選手に預ければ、自クラブの会計には影響しないと考えているようだ。

なおPSGは以前に、カタール観光局とのスポンサー契約金2億ユーロが適正額の倍額とUEFAから判断され、FFPに違反したとして処分を下された。今回報じられた契約解除金の支払い方法もUEFAに問題とみなされる可能性があるが、PSGはネイマールのような世界的スター選手を獲得できるならば、リスクを犯す価値があると考えている様子だ。