エル・ティグレ(スペイン語で虎の意味)の愛称知られるFWラダメル・ファルカオ。この夏の終わりにラージョ・バジェカーノに加わったコロンビア人FWは、2013年以来となるラ・リーガを舞台にして、その鉤爪の変わらない威力を誇示している。

アトレティコ・マドリーに在籍していた2011〜2013年、1試合5ゴールなどの記録もつくりながら、ラ・リーガ68試合で52得点を記録したファルカオだが、35歳となってもその嗅覚は一切衰えていないようだ。なんとラージョでは、ここまで3試合に出場して3得点を記録。しかも、わずか70分間で決めたゴール数である。

ラージョデビューを果たした18日のヘタフェ戦(ホーム、3-0勝利)、ファルカオは71分から出場して82分にいきなり鉤爪の威力を見せた。ペナルティーエリア内右でボールを受けると淀みない動作から右足で精度の高いシュートを決め切った。次に得点したのは21日のアスレティック・ビルバオ戦(アウェー)で、こちらは76分から出場して、1-1の状況で迎えた96分に劇的な勝ち越し弾を記録。右サイドからのフリーキックで巧みに最終ラインを抜け出して、迫力満点の飛び上がりから地面に叩きつけるヘディングシュートでもってネットを揺らしている。

そして26日に行われたカディス戦、初めて先発出場を果たしたファルカオは、またも1-1の状況だった44分に咆哮を上げた。ティグレは右サイドからのグラウンダーのクロスに反応。ニアサイドに一気に駆け込み、前のめりに倒れながらボールに右足で合わせると、極めて角度が少なかったながらもネットを揺らした。

ラージョは結局、3-1でカディスを下して3連勝。そう、ファルカオがゴールを決めた試合で100%勝利を獲得していることになるのだ。ラ・リーガの2部と1部を行き来するクラブとして知られるラージョだが現在は勝ち点13で5位に位置と、このままファルカオがその獰猛さを見せ続けるのならば躍進さえ期待できるのかもしれない。いずれにしても、アトレティコ時代からラ・リーガで衝撃しか残していないファルカオは、現地スペインでも注目され続けている。