20日に行われたコパ・デル・レイのベスト32、レアル・マドリーはアウェーでのアルコジャーノ戦を1-2で落として、同大会から姿を消した。

レアル・マドリーが今季初めて臨むコパの舞台は、バレンシアのアリカンテ。相手は2部B(実質3部)に所属するアルコジャーノだ。ジダン監督はGKルニン、DFオドリオソラ、ミリトン、ビクトール・チュスト、マルセロ、MFバルベルデ、カセミロ、イスコ、FWルーカス・バスケス、マリアーノ、ヴィニシウスと、予想通り普段控えの選手たちを先発させている。

立ち上がりからボールを保持したレアル・マドリーだが、アルコジャーノの組織的な守備を前に苦戦。なかなか決定機を生み出せない状況が続いたが、前半終了間際の44分にスコアを動かすことに成功する。CKの流れからマルセロが精度の高いクロスを送ると、ファーサイドのミリトンがヘディングシュートでネットを揺らした。

後半もマドリーが圧倒的なポゼッション率で攻め込む状況は変わらなかったが、L・バスケスのミドルがGKホセ・フアンに弾かれるなどリードを広げることができない。ジダン監督は66分、この日も不発のマリアーノに代えてベンゼマをピッチに立たせる。

しかしながら、次に点を決めたのはアルコジャーノ。CKからヴィニシウスのマークを外したホセ・ソルベスがルニンを破った。焦るレアル・マドリーは85分にL・バスケス、カセミロと立て続け決定機を迎えるもアルコジャーノの必死の守備に阻まれ、結局、同点のまま後半を終えた。

後半終了後、ジダン監督は守備はおろか攻撃でも精彩を欠いたヴィニシウスを下げてアセンシオを投入。さらに98分にはオドリオソラ、イスコとの交代でアザール、クロースも入れた(L・バスケスが右サイドバックに)。だが、それでもアルコジャーノの守備を再び穿つことはできず、試合は延長戦後半に突入。アルコジャーノのラモン・ロペスがカセミロへのタックルで2回目の警告を受けて退場となり、レアル・マドリーは数的優位に立ったが、猛攻を勝ち越しゴールに繋げることはできない。

すると115分、マドリーにとっては絶対にあってはならないこと、アルコジャーノにとってはかすかにしか期待できなかった瞬間が訪れる。レアル・マドリーのCKからアルコジャーノが速攻を仕掛け、クロスからフアナンがルニンを破り逆転。レアル・マドリーはその後、懸命にゴールを狙ったが、1点ビハインドのまま終了のホイッスルを迎えた。

レアル・マドリーが2部Bのチームに敗れるのは、2015-16シーズンのカディス戦以来史上5回目のこと。ただしカディスとの対戦は出場停止だったチェリシェフを起用したことによる敗戦処分だったため、純粋に試合で負けたのは2009-10シーズンのアルコルコン戦以来となる。アルコルコン戦は“アルコルコナッソ(アルコルコンの一撃)”としてスペインのフットボール史に語り継がれているが、今回の対戦は“アルコジャナッソ”として記憶されることだろう。