現地時間14日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝はセカンドレグが行われ、マンチェスター・シティは敵地ジグナル・イドゥナ・パルクでドルトムントと対戦した。

ホームでのファーストレグを2-1で制しているシティは、週末のリーグ戦でまさかの黒星を喫したものの、2位との勝ち点差を考えれば、照準をこのセカンドレグに合わせていたことは明白。デ・ブライネやロドリ、ウォーカーらを温存することに成功している。

一方、来季のCL出場権獲得に向けてリーグ戦でも戦力を落とすことが許されないドルトムントは主力の温存こそできなかったものの、逆転勝ちを収めてセカンドレグに弾みをつけた。

すると立ち上がりからそのドルトムントが攻勢に出て、シティを押し込んでいく。まずは7分、カウンターからダフードが放ったミドルシュートはGKエデルソンの正面。続く15分には、ハーランドのポストプレーを受けたダフードのシュートがゴール前でこぼれ、拾ったベリンガムがDFに囲まれながらも右足でシュート。窮屈な体勢からのシュートがゴール右上へと吸い込まれ、ドルトムントが先制する。

これでトータルスコアは2-2となり、アウェーゴール差でドルトムントがリード。精神的なダメージを受けたシティを尻目に、勢いに乗ったドルトムントが次々にシティゴールを脅かす。18分には左CKをアカンジが頭で捉えるも、これはGKエデルソンの正面に飛んでしまう。

勝ち抜けるにはゴールが必要になったシティは25分にようやく決定機。自陣ゴール前でボールを奪ったモリーのドリブルが大きくなったところを、奪ったデ・ブライネがすかさず右足でシュート。しかし、これはクロスバーを叩き、ベルナルド・シウバがダイビングヘッドで押し込むもロイスが先に触ってCKへと逃れる。

32分には、マフレズの浮き球パスをエリア内左で受けたフォーデンがラインぎりぎりから折り返すと、ファーサイドで受けたマフレズが決定機を迎えるも、流し込んだシュートはカバーに入ったベリンガムがブロックしてCKへ。

シティが完全にボールを支配してドルトムント陣内で試合を進め、防戦一方のドルトムントはクリアが精一杯の時間が続く。守備でのタスクが多く、ボールがまったく前線に来ないことでハーランドがフラストレーションを溜める場面もあったが、ドルトムントが無失点でハーフタイムを迎えることに成功した。

後半もシティが攻勢に試合を進める中、迎えた53分、左サイドからの折り返しを頭でクリアしようとしたジャンの腕にボールが当たり、シティにPKが与えられる。このPKをマフレズが右隅に蹴り込み、シティが1-1の同点に追いついた。

これでトータルスコアは3-2とシティが勝ち越し。ドルトムントが再び追いかける立場となったが、一度傾いた流れを手繰り寄せるのは容易ではない。68分にクナウフを下げてレイナを投入していたドルトムントは69分、左サイドからのFKをロイスがゴールに向かって蹴ると、フンメルスが頭で合わせるもゴール上へとわずかに外れた。

74分、カウンターからドリブルで切り込んだデ・ブライネがフンメルスをかわして右足でシュート。しかし、これはGKヒッツがかろうじて防ぎ、CKへと逃れる。するとこのCK、ショートコーナーからペナルティーエリア手前右で受けたフォーデンが左足を一閃。弾丸のようなシュートがゴール右隅へと突き刺さり、シティが2-1と逆転に成功する。

トータルスコアは4-2となり、ドルトムントが勝ち抜けるにはあと3点が必要に。非常に厳しいノルマとなったが、76分にダフードを下げてアザール、81分にベリンガムとモリーを下げてブラントとティゲスを投入し、諦めない姿勢を見せる。

しかし、必死の抵抗も実らずアディショナルタイムの4分間もボールを保持してきっちりと逃げ切ったシティが2-1で勝利。2試合合計4-2で5シーズンぶり2度目の準決勝進出を決めた。

■試合結果
ドルトムント 1-2 マンチェスター・C
(2試合合計2-4)

■得点者
ドルトムント:ベリンガム(15分)
マンチェスター・C:マフレズ(55分PK)、フォーデン(75分)