アウクスブルクに所属する日本代表FW宇佐美貴史の調子は上向きのようだ。昨シーズン、同選手に対して何度か辛口コメントを向けた地元紙『アウクスブルガー・アルゲマイネ』 は、先日のテストマッチでのパフォーマンスについて「一番目立っていた」と称賛している。

アウクスブルクは22日、2部昇格組のレーゲンスブルクと対戦し、韓国代表FWチ・ドンウォンが得点を決めるも1−2で敗れている。宇佐美はこの一戦で、64分からそのチ・ドンウォンの代わりとして出場。79分には右サイドからのクロスに反応し、フリーの状況でシュートを放つも、ボールは枠を越える。また終了間際には相手4人をかわしてペナルティーエリアに侵入するが、フィニッシュは再びクロスバーの上に外れ、結局ゴールを生むことはなかった。

だが、それでも『アウクスブルガー・アルゲマイネ』はそのパフォーマンスを称賛。昨シーズンの“心配の種”と形容される宇佐美について「レーゲンスブルク戦では最後の26分間プレー。2つの大きな決定機を逃したが、出場していた時間帯では一番目立った存在となった」と記し、この試合におけるポジティブな要素に見立てた。

アウクスブルクのトップチームでプレーする選手数は現在36人と、戦力が飽和状態となっている。これからスクワッドの整理に入ると見られる同クラブは、イングランドの地でミドルスブラ(29日)やサウサンプトン(8月2日)とのプレシーズンマッチを控える。

レーゲンスブルク戦後、マヌエル・バウム監督は「我々はどれほどの1000%の決定機を逃したのだろうか」と攻撃陣の決定力不足について苦言を呈したが、宇佐美のチャンスに絡むプレーも目に入ったはず。もちろん、宇佐美としてはゴールに迫るだけではなく、実際に数字となる結果を残したいところだ。