7日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦セカンドレグ、マンチェスター・シティ対レアル・マドリーは2-1でシティの勝利に終わった。シティはトータルスコアでも4-2で上回り、準々決勝進出を決めた。

計算上では19試合毎にタイトルを獲得するジダン監督、彼より長いキャリアながら22試合毎にそうしているグアルディオラ監督と、現代で最も優勝に近い両指揮官率いるチームの2回目の激突。マドリーホームのファーストレグは、1-2でシティが先勝している。

序盤はゴールを必要とするマドリーがボールを保持して、シティがハイプレッシングで対応する展開。精神的な柱であるセルヒオ・ラモスを出場停止で欠くマドリーは前までボールを運ぶことができず、重圧を与え続けるシティが9分という早い時間帯に先制点を記録する。ガブリエル・ジェズスがクルトワの横パスを受けたヴァランからボールを奪うと、その折り返しからスターリングがネットを揺らした。いきなり精神に来る失点を喫したマドリーは、スタンドから見守るセルヒオ・ラモスが「行け行け!」と発破をかけていた。

ビハインドを負ったマドリーは、そのS・ラモスの声に呼応するように、徐々にだが積極的に攻撃を仕掛けていく。19分にはアザールの縦パスをベンゼマがターンしながら受けて前を向いてシュートを打ったが、これはGKエデルソンのセーブに遭った。その決定機の後もマドリーの攻勢は衰えを見せず、28分についにベンゼマがネットを揺らすことに成功。右サイドを突破したロドリゴの精度の高いクロスに反応したフランス人FWは、ヘディングシュートで今大会5点目を決めた。

後半もマドリーは攻めの姿勢を見せるがトータルスコアで並ぶゴールまでは奪えず、少しずつシティのボール保持を許していく。ジダン監督は61分に最初の交代カードを切り、ロドリゴとの交代でアセンシオを投入。65分には、ロングボールを受けたそのアセンシオのお膳立てからベンゼマがシュートまで持ち込んだが、エデルソンに弾かれる。対してシティはG・ジェズスが決定機を迎えたものの、こちらはクルトワの好守に遭った。グアルディオラ監督は67分、フォーデンとの交代でベルナルド・シウバを入れた。

そして68分、マドリーが再びヴァランのミスから痛恨の失点……。フランス代表DFは空中に浮かんだボールを頭でクルトワに送ろうとしたがミートできず、これをG・ジェズスに奪われ、そのままゴールを陥れられた。

リードを広げたグアルディオラ監督は、その直後にスターリングとの交代でシルバを投入。一方のジダン監督はモドリッチ、カルバハル、アザールを下げてヨヴィッチ、ルーカス・バスケス、バルベルデをピッチに立たせた。マドリーは終盤、一縷の望みにかけて猛攻を仕掛けようとするが、シティの持ち前のボール保持にも苦慮することになり、結局それ以上スコアは動かずに終了のホイッスルが吹かれている。CLで3連覇を果たしていたジダン体制下のマドリーは、10回目のノックアウトラウンドでついに土をつけられた。