■リーガエスパニョーラ第26節 アトレティコ・マドリー 4−0 レガネス

アトレティコ:グリエズマン(26分、36分、56分、67分)

28日のリーガエスパニョーラ第26節、アトレティコ・マドリーは本拠地ワンダ・メトロポリターノでのレガネス戦に4−0で勝利した。

週末に首位バルセロナとの直接対決を控えるアトレティコだが、ミッドウィークに行われるこの試合でメンバーを落とすことは許されない。その理由には、主に二つが挙げられる。一つ目の理由は、シメオネ監督率いるチームの哲学が「パルティード・ア・パルティード(試合から試合へ)」という一戦必勝のものであること。そしてもう一つは、ここ3日間でカラスコ、ガイタン、モジャが去り、現陣容が19人(フィールドプレーヤー17人)となってしまい、さらにルーカス&サビッチが負傷離脱中であるためだ。

シメオネ監督は前試合セビージャ戦(5−2)からスタメンを2人変更し、ヴルサリコ、ガビの代わりにフアンフラン、アンヘル・コレアを起用。GKオブラク、DFフアンフラン、ゴディン、ヒメネス、フィリペ、MFアンヘル・コレア、トマス、サウール、コケ、FWグリエズマン、ジエゴ・コスタをスタメンとして、普段の4−4−2システムを使用している。

試合前に降っていた雨の影響により、よくボールが走るメトロポリターノのピッチで、アトレティコはレガネスの堅守を前に流れの中からシュートまで持ち込むことができない。16分にはペナルティーエリア手前の直接フリーキックからグリエズマンがゴールをうかがったが、これはクロスバーに当たった。また22分にはグンバウにポスト直撃となるシュートを打たれ、そのこぼれ球をガブリエルに押し込まれそうになったが、ゴールラインを割る間一髪のタイミングでフィリペがクリアしている。

これまでの対戦成績1勝2分けとレガネスに苦戦してきたアトレティコ。今回も苦しめられるのかと思わせたが、ここからグリエズマンのゴールショーが始まった。フランス代表FWはまず26分、コケの精度の高いスルーパスから最終ラインを突破し、GKクエジャールとの1対1を制して1ゴール目。このゴールで、アトレティコでの通算得点数を100の大台に乗せた。

グリエズマンはさらに36分、先にはクロスバーに当てたペナルティーエリア手前からの直接FKを今度は決め切り2点目を獲得。このゴールで現マンチェスター・シティFWアグエロと並び、21世紀におけるアトレティコの外国人最多得点選手となる。そして56分には、フィリペの折り返しを頭で合わせて2戦連続となるハットトリックを達成……アグエロを超えた。

アトレティコのエースの勢いは、まだ止まらない。67分に仕掛けたカウンターで、D・コスタの折り返しに左足で巧みに合わせ、フランス人のリーガ所属選手としては史上初となるポーケル(4得点)まで達成している。メトロポリターノは、「アントワン・グリエズマン!ロロロロロロロ〜ロ!」の大合唱によって背番号7を褒め称える。グリエズマンはその後も両手を上げてボールを求めるなど、ゴールへの飽くなき野心を見せていた。

アトレティコは70分、今度はD・コスタがクエジャールと1対1になる決定機を迎えたが、しかしシュートは元アトレティコGKの肩に当たってから枠の上へと飛んだ。60分に累積警告でリーチがかかっていたトマスをビトロに代えていたシメオネ監督は、73分にD・コスタ&グリエズマンの2トップを下げてF・トーレス&ガメイロを投入し、交代カードを使い切る。メトロポリターノはこの交代の直後、決定機を外してノーゴールに終わったもう1人のエース、D・コスタの名を叫び、激励している。

その後、試合は激しさを失う。アトレティコは後半アディショナルタイム、ブスティンサのシュートを許したが、GKオブラクのファインセーブにより失点を最後まで許さず。グリーズマンが獲得した4点リードを維持したまま、試合終了のホイッスルを迎えている。公式戦8連勝と勢いに乗るアトレティコは、翌日にラス・パルマス戦を控えるバルセロナとの勝ち点差を暫定で4に縮めている。

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