5日のチャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグ、スタンフォード・ブリッジでのチェルシー対レアル・マドリーは2-0でチェルシーが勝利。チェルシーが2戦合計でも3-1で上回り、決勝進出を果たしている。

前日パリ・サンジェルマンを下したマンチェスター・シティが待ち受ける決勝の地、イスタンブールへの切符をかけた一戦。ファーストレグは1-1ドローに終わり、チェルシーがアウェーゴール差で優位に立っている。

システムに勝負を仕掛けたのは、いつもの白いユニフォームに黒いソックスを着用したレアル・マドリーだった。DFラインにナチョ、セルヒオ・ラモス、ミリトンが並び、メンディ(左)、そしてヴィニシウス(右)がウィングバックを務める3-5-2のシステムを採用してゴールを狙っていく。だがハイプレスでも低い位置での守備でも強固さを見せるチェルシーを相手に、思うような攻撃が仕掛けられず。26分にはベンゼマがペナルティーエリア手前から反転してシュートを放ったが、これはGKメンディの好守に遭う。

そして28分、レアル・マドリーを巧みに封じ込めて速攻を繰り返すチェルシーが2戦合計スコアを2-1とするゴールを記録。カンテのスルーパスから、ハフェルツがGKクルトワを眼前にループシュートを放つ。これはクロスバーに当たったが、ヴェルナーが頭でボールを枠内に押し込んでいる。

対して、さらなる劣勢に立たされたレアル・マドリーは相変わらず攻撃で良い印象を与えられず。それでも35分、モドリッチのクロスからベンゼマがヘディングシュートで同点ゴールをうかがったが、再びメンディに好セーブに阻まれている。

後半になってもチェルシーが優勢な状況は変わらず。47分にはハフェルツがクロスバー直撃のヘディングシュートを放ち、53分にはマウントがバーをわずかに越えるシュートを打つなど、隙あらばすぐに決定機を創出していく。しかし、なぜか勝負を決められない。逆に言えば、マドリーはなぜか生き延び続ける。59分にはハフェルツがさらなる決定機を迎えたものの、これはクルトワが片足でセーブして、スコアは1-0のまま進行していく。

攻めあぐね続けるジダン監督は63分に交代カードを切り、メンディ、ヴィニシウスを下げてバルベルデ、アセンシオをピッチに立たせる。対するトゥヘル監督は67分にヴェルナーをプリシッチと交代させた。両チームの交代策の間には、チェルシーがさらなる速攻からカンテがフィニッシュが持ち込む場面があったが、またもクルトワのセーブが飛び出している。

まるで不老不死のように1点ビハインドを維持するレアル・マドリーだが、しかしスコアはともかくプレーでチェルシーに劣っているは状況は否めず。その攻撃はトゥヘル監督のチームに簡単に跳ね返され続けた。ジダン監督は76分、カセミロをロドリゴに代えて、より攻撃的に振る舞った。

だが、レアル・マドリーの神通力が続いたのは85分まで。チェルシーがようやく勝負を決める1点を決めた。カンテのスルーパスからプリシッチがペナルティーエリア内右に侵入。クルトワを引き付けながらボールを折り返し、マウントがこれを押し込んだ。試合は2-0のまま試合終了のホイッスルが吹かれ、チェルシーが優勝した2011-12シーズン以来となる決勝進出を果たしている。また今季CL決勝は2018-19シーズンのトッテナム対リヴァプール(0-2)以来となる、プレミアリーグ勢同士の対戦となることが決定した。

なおマンチェスター・シティ対チェルシーの決勝は、5月29日に行われる。